Without haste,but without rest. - 英語学習の遠くて(辛くて)楽しい道のり②
前回のblog記事がすでに111日前という恐ろしさ。Time flies.
相変わらずIELTSを受験しています。
受験開始から1年経ち、スコアは6.0→6.5になりましたが、相変わらずwritingが足を引っ張り目標(7.0)に達していません。この時期にIELTSで悩んでいる場合ではないのですが...しかし、規定のスコアに達していなければしょうがないので続けるしかありません。
そろそろ背水の陣の感があります。
最近の学習については少し変化があったので主にspeakingとwritingの学習法を書いておこうと思います。
最近のWriting 対策
前回の記事に書いたものの中ではgrammarly・IELTS blogのwriting添削サービスを継続して活用中。IELTS blogの例題は概ね終わってしまったので、現在は①公式例題集を解く、②他のIELTS対策サイトの例題を解く、また回答例を筆写したりしています。
①公式問題集
②-1. IELTS-Exam.net
例題と回答例が多くて助かる。
②-2. IELTS Liz
例題と回答例は少ないがBand9(最高レベル)の回答例があり、ある程度長文で構造を持った文章を筆写するのに適している。
最近のSpeaking対策
①Best teacher
これまで通っていた英会話教室が、仕事先等や生活時間帯が変わって通いにくくなったこともあり、オンラインでできる英会話を探していた。
DMM英会話など大手がいくつかあるが、単に会話練習だけでなくIELTS対策コースがあることやscriptを添削してくれることなどからBest Teacherに入会してみた。
最低2日に1回ペースで受講することにしているが、scriptを事前にやりとりして添削してもらう必要があるので、他のオンライン英会話に比べると思いついたときにすぐ予約が入れられないのは人よってはマイナスかも。
私は移動時間にscriptの返信→だいたい22:30からskype英会話受講、というペースを守ることでまあまあ順調に進められている。
講師は中欧や東欧、フィリピンの先生が多い印象だが、たまにアフリカ、アメリカのバックグラウンドをもつ人もいる。概ね発音は綺麗で熟練の講師が多いと思う。writingの添削も同時にしてもらえるシステムなので、仕事や勉強をするために英語を勉強している人にはなかなかいいのではないだろうか。
②テーマ別スピーチの練習
web上にいくらでもspeakingのpart 2 の例題があるので、それについて時間を計って回答し、録音。書き起こしをしつつ言い間違いや文法の間違いをチェックします。
これがめちゃくちゃ間違えるもんなので結構心にくるんですが、やるしかありません。
何度も紹介しているIELTS blogは、メール登録しておくと、頻繁に最近のspeaking testで出た内容が送られてくるので忙しいときはそちらを練習→録音→チェックするだけで済ますことも。
2019/11/6追記:
IELTSを受験しなくなってからもかなり長いことメールで送られてくる内容には軽く目を通していたのですが、3〜4ヶ月ごとに聞かれるテーマのセットが変わるようですね。道理で、1ヶ月に1回くらい受けていたときにはたまに同じテーマの話題を振られました。そういう意味でも受ける直前のspeaking test の話題をチェックしておくのはかなり有効そう。
Everyone was a beginner once. ―英語学習の遠くて(辛くて)楽しい道のり
ブログ記事を書くのがもはや久しぶりな感じがしますが、少々忙しい時期なのでしょうがないかな。
今回は表題のとおり、自分の英語学習について少しメモ的に書いておこうと思います。
同じレベルの人の参考になるよう、現在の各種スコアも晒します。
英語学習の目標と最初の地点
もともと英語に苦手意識があり、大学受験でも数学とともにさいごまで引きずった英語。大学に入ってからもいろいろ手を出したものの、苦い思い出が頭をよぎったのか意識的にか、英語の再学習や継続的な学習には手を出さずじまいで10年近く経過してしまいました。
そんな私が今さら英語を勉強しているのは仕事で必要になったから、そしてその辛みで英語圏の大学留学が視野に入ってきたから、という一点につきるのですが、現在の中期目標としてはこんな感じです。
①英語圏の大学院に留学するため、TOEFL 90もしくはIELTS 7.0をクリアする
②留学後の生活に対応出来るよう必要なライティング能力を身につける
とくに①については出願との兼ね合いで期限がはっきり決まっているもののため、正直いまは毎日胃が痛いです。TOEFLおよびIELTSの区別すらついていなかった昨年12月から現在までのスコアは以下のとおり。
2017年12月 IELTS Overall 6.0
→ 2018年5月 Overall 6.0
→2018年10月 Overall 6.5*1
微動だにしてねえ〜!!!辛い!!!!
[2018年12月29日追記]10月の試験結果が出て、ようやく少し上がりましたが、依然7.0には足りません。比較的ましなはずのReadingもときたま6.0に落下したりして予断を許しません。
この結果に焦り、またIELTSとTOEFLはどちらでも受理される大学が多いこと、人によってIELTSとTOEFLの向き不向きがあることを知りTOEFLを受けた結果が以下のとおりです。
2018年8月 TOEFL iBT 70
全然足りてなくてやばい〜!!!!
ということで10月に再度IELTSとTOEFLを受験しました(お金が...)。あと数日で結果が出るはずなのですが、ここで全然足りてなかったら出願先を考え直さないといけないレベルです。色々追い詰められているのでtwitterで英語のことばかりぼやいていてもお許しを。
英語学習ツールメモ(10/24追記)
Grammarly
文法、単語のスペルなどのチェックソフト。デバイスに入れると設定によりメール、ツイッター、なんでも英文のチェックをしてくれる。精度はまあまあ良いらしい。
イギリス英語、アメリカ英語、インド英語、オーストラリア英語に対応。
プレミアム(有料)じゃなくてもかなり使えるのでオススメです。
IELTS blog
有名サイトだが、writingの弱点補修に。最初の解説を読んで、型どおりに練習問題を解いてみる→現在の自分のちょっと上のスコアの模範解答を読む、という手順で一日一題練習中。そろそろwritingのスコアが改善されないと大変まずい。
Best teacher
[2019年1月7日追記]
引っ越しに伴い、今まで通っていた英会話がかなり遠くなり継続困難に。ちょっとの空き時間に通えなくなったので代替としてオンライン英会話をいくつか検討。writing&speaking がまとめて対策でき、IELTS対策コースがあるBest teacherに無料登録してみました。
他のオンライン英会話でも、自分でレッスン前後の予習復習*2ができる意志の強い人には必要ない機能かも。(その分高いし。)
www.best-teacher-inc.com上記リンクは公式なのに非常に簡素であちこちに無料体験レッスンに誘導する仕組みで、見た目は悪徳っぽいのが玉に瑕...。これは警戒してしまわない?
無料体験に登録するとレッスンの流れのチュートリアルが見られたり、他の人の添削例が見られたりするのだが、こちらを先に見られる(見つけやすいようにコンテンツとして置いておく)と胡散臭さが減るのに...と思わなくはない。
なお、Best teacher 提供のこちらのブログは英語勉強法がまとまっていて読みやすい。
writing対策しながら移動時間に読み進めている。
www.fourskills.jp[追記ここまで]
Vocabulary.com
単語をクイズ形式で学習するサイト(無料)。アプリ(有料)もある。
2年くらい前に登録してからあんまり使ってなかったが、最近「ネイティブの中学生が知っておくべき100単語(100 Words Every Middle Schooler Should Know)」とかのリストがとても便利だと気づいて活用中。ネイティブの単語力、ほんとにすごいです。
クイズ形式なので連続10問正解したりするとバッジがもらえたりして小さな達成感があります。
Webster Dictionary
アメリカ英語の英英辞典といえばこれではなかろうか。リンクはweb版だが、アプリ版はオックスフォード英英辞典のアプリより使い勝手がよくお気に入り。隙間時間に英語クイズをしてはあまりの点数に涙している。
ELSA speaking
最近教えてもらった発音嬌声アプリ。最初のテストでかなり細かく自分の弱点と現在位置を測定してくれるのでこれだけでも受ける価値あり。最初の7日間無料なので7日間集中で使ってみるのもいいのではないでしょうか。
最初のテストで私はレベル10でした。LとR、TH、語中のa、oなどが苦手... 。
TOEFL Reading practice
TOEFLのテストでwritingの次にスコアが低かったReading問題の練習に。
こちらも毎日1題。語彙力がTOEFLに合ってなかったというのが反省点でもあったので、単語集も勉強ルーティンに追加。
使用参考書
TOEFL Reading 対策ほか
・TOEFLテスト 英単語3800
セクション1〜2は簡単過ぎるので3〜4をひたすらエンドレスで聞いて(付属CD有、購入者はwebダウンロードもできる)ます。確かにTOEFLでよく見る主題と言うのはあるので、よく言われることですがTOEFLを受けるならTOEFL用の単語集を使うのがよさそうです。megafauna(大型生物)とか知らないよ!って思ってたけど2回テスト受けて2回とも本文中に出現。
・はじめてのTOEFL iBTテスト総合対策
パソコンの使用画面から懇切丁寧に解説されており、TOEFLガチの素人には助かりました。傾向と対策は大事です。
IELTS
・IELTS 完全対策&トリプル模試
模試が3回分ついてるのが良い。使い終わってからネットの例題集に移行しました。
IELTSで当初課題になっていたリスニングも、よく出る数字や方向の聞き取り問題と例題を聴き込んだらやや本番での聞き取りが楽になったような気が。(これがスコアに反映されてればいうことなしです。最新のスコアよたのむ...!!)
個人的には分厚い参考書は全然嫌いじゃないのですが、あまりに分厚くて持ち運びに不便なので模試とそれぞれのパートにカッターで切り分けました。1日に4パートやることなんてないのでこれで問題なし。
[翻訳]We're quite enjoying all that stuffs. ― 2017/3/22 SSラージャマウリ監督インタビュー
インド時間ではまだ2018年10月10日!
ということでラージャマウリ監督のインタビューをざっくり日本語訳したものを公開します。なんとか間に合った...!!!
が、誤訳上等の突貫工事なので後日ちょこちょこ直していく予定です...。
ともかく、
Happy Birthday SS Rajamaouli garu!!
お誕生日おめでとうございます、ラージャマウリ監督!
youtu.be元の動画は2017年3月22日公開。
3月7日公開のインタビュー動画と同日に撮影されたものだと思われます。いずれにせよ、インドでの『バーフバリ:王の凱旋』の公開直前です。
動画については一部、以前翻訳を公開したものと重複しています。
また、プラバースさんのインタビュー部分は記事の最後にリンクがあります。
2017年3月6日 『バーフバリ 王の凱旋』:On the Sets
SS ラージャマウリ監督インタビュー
――1年以上にわたって追いかけていたラージャマウリ監督と『バーフバリ』のセットに立っていることにとても興奮しています!
ラージャマウリ:そうだね、1年以上になるかな。
――ここでいったい何が起こっているのでしょうか?これはなんですか?ここで何を撮影しているのでしょうか?
ラージャマウリ:ここはあのカッタッパがバーフバリを殺す場所です。
――ここがあのシーンの!!!オーマイガー!!
ラージャマウリ:そうです。本当にここで起こりました。それについての質問は終わりにしてね。他のことについて聞いてもらえますか?
――この話題について他に沢山質問があります!
ラージャマウリ:他の話題でね。
――分かりました。
――OK, では他の質問にうつりましょう。製作クルーは肉体的精神的に非常に疲れていたと思います。というのも1作目は、あなたが言ったようにアイコニックなヒットとなって、いまや2作目の公開をみんな固唾をのんで待っているということですから。
監督がどうみていらっしゃるかはわかりませんが、『バーフバリ 王の凱旋』は2017年公開のものの中で最も待ち望まれている映画です。
ラージャマウリ:そうですね。
――バーフバリの世界の創造者として、また映画のキャプテンとして、どのように仕事をしてきたのでしょうか。自分の信念を信じて集中する?周りで渦巻くうるさい、余計な声は聞かないということでしょうか?
ラージャマウリ:私たちのプロダクションの中がうるさいですからね。中がとてもうるさいので、とても...
――とても外の声は聞けないと。
ラージャマウリ:外からの声は聞こえません。それにあらゆるところで本当にやることがたくさんあります。SFXや、俳優への説明やなど、全員が毎日仕事に追われています。全く時間がなくて、善きにつけ悪しきにつけ、他の人が私の作品について良いとか悪いとかいうのを考える暇がありません。なので、何にせよ外からの期待やノイズの影響はそんなにありません。
――これだけ期待が高まる中で、(映画の)設計者として、何かを考え直したり、作り変えたりしたことはありますか?
ラージャマウリ:実際には、本質的なところは同じです。元の脚本が切り取っているものは同じです。1作目がこうしてヒットしたので、私たちは脚本をチェックしていくつかのシーンを引き締めたり、アクションを少し綿密なものにしました。こうしたことは全て外身のことですが、脚本やそれぞれのシーンや内容はもとのものと同じです。
――2作目は1作目よりも大作になるとおっしゃっていましたが、それはキャラクターの感情により焦点を当てたものになるのでしょうか?
ラージャマウリ:ええ。
--そのことについてもう少し伺っても?
ラージャマウリ:シンプルなことです。1作目のストーリーは、キャラクターを紹介するもので、まだそんなにプロットの奥へは進んでいません。ほら、シヴァガミは力のある国母で、バーフバリが〓*1であり、バラーラデーヴァは強いということは(1作目で)示されています。キャラクターはみんな出来上がっていて、語られるべきことがそれぞれにあるのです。(1作目と2作目の)違いは、始まりと途中*2の違いのようなものです。
--なるほど。それで、監督はいつも自分のことを、「素晴らしいストーリーテラーだが、映画製作者としては素晴らしいわけではない」とおっしゃっていますね。どうしてそう思うのですか?
ラージャマウリ:シンプルに答えるなら、私は物語を作り、語るときには自信をもっていられるのですが、映画を撮影し始めると途端にそんなに自信を持てなくなるからです。撮影しているときは、いつもこれでいいのだろうかという思いが頭をよぎります。
--どのようなことについてでしょうか。例えば、あなたはここで撮影をします。カッタッパがバーフバリを殺すシーンを。そのときに何を疑うのですか?
ラージャマウリ:すべての、それぞれのシーンで、撮りながら「もっと短くすべきだろうか?それとも長く?」「俳優の演技をもっと強くしてもらうべきか?もっと悲しげに?」と考えたり、編集の段になっても自分のしていることに自信が持てないのです。行きつ戻りつして考えます。編集しているときに確信をもてることはありません。
しかし、物語っているときは、これが正しいやり方だと確信を持って言えます。聞いている人の心を掴むかどうかはっきりわかります。
--ショーブプロデューサーが言っていましたが、撮影開始からではなく、この映画が形をとり動き始めたときから、5年が経っています。今、振り返ってこの5年間の旅は、いかがでしたか。
ラージャマウリ:そうですね...5年間というのはとても長い期間です。
--5年間、あなたは1つのことに取り組んできました。
ラージャマウリ:ええ。
--情熱を持ち続けた。
ラージャマウリ:ええ、しかし実際、これは1つの仕事に見えますが、たくさんの細かなことがあったのです。そして我々はそのすべてを本当に楽しみました。1つのことに縛り付けられていたという感じはまったくありませんでした。
ーータイアップなどもありますね。
ラージャマウリ:ええ、小説(やアニメ)*3なども手掛けようとしています。しかし、視点を変えてみると、5年間を捧げたことについて、もちろんネガティブな気持ちになり得るでしょうが...わかりません、実際、この気持をどのように説明していいのかがわからないのです。言葉が見つかりません。とても尋常じゃないことでした。
--良い意味で普通じゃなかったですか?それとも悪い意味で?
ラージャマウリ:どちらでもないです。
--ただ、違っていたと。
ラージャマウリ:そう。ただ、普通じゃなかったとしか言えません。
--(撮影中)セットの中ではどうでしたか?叫んだりしましたか?とても物静かに見えますが。
ラージャマウリ:たくさん叫びましたよ。後でわかったことですが、私がよく叫んでいるときは、私が(撮影しながら)自分や、自分のしていることに確信をもてないときなのです。そういうときは、些細なことに苛立ってしまいます。現場の人が静かにしないとか、ちょっとしたことを理解してくれないとかね。そういう小さなことを看過できればすべてのことがうまくいきます。セットでは一人の人間です。
--監督は今回、大作映画を作りました。小さな作品を撮りたいと思うことはありますか?例えば今年の残りの時間で?
ラージャマウリ:いいえ、大作を撮りたいという気持ちではなかったです。映画が大作になるか小品になるかどうかというのは、その映画の性質で決まることです。だからそれぞれの主題がそれぞれの価値を持っているし、作り方も違います。その映画のテーマに沿って、どれくらいの時間をかけるか、どのキャストやスタッフと作るか、大体の予算はどれくらいかが決まってくるのです。主題ありきです。もちろん、長い間、こうした大作を撮りたいという気持ちはありましたし、それが出来てとても嬉しいです。だから、小品を撮ることはできますし、それについて物語ることに興奮できる主題があれば、映画を撮りたいと思っています。
--4月28日に『バーフバリ:王の凱旋』が公開されますが、その後の予定はありますか?
ラージャマウリ:今は、それについて考えてないですね。ひたすら映画を完成させることを考えています。
--映画を完成させることに集中していると。
ラージャマウリ:ええ、ポストプロダクションの作業中ですから。完成の日付がとても近づいてきているので...
--不安になっていますか?
ラージャマウリ:ええ。こんな大作を公開直前ですから。ほら、私は幽霊や超常的なものを信じていないのですが、暗闇に行くときは恐ろしい気持ちになるものでしょう。論理と感情は別物なのです。だから、大作を撮っていて、理論上は全てがうまくいっていたとしても、気持ちの上では不安になるものです。だからちょっと不安になっていますね。
--4月29日(公開後)は休日ですが、予定はなにかありますか?
ラージャマウリ:4月29日は公開された諸国からの報告が上がってくるので、それを読んでいるでしょう。全部の国で上手くいくといいのですが。1週間はプロモーションやあれやこれやで過ぎるでしょうし、その後(休暇で)どこかへ飛び立つでしょう。どこへ行くのか知りませんが、多分長い休暇になるでしょうね。
ーー作物が育つのには時間がかかるものですが、監督は、クリエイターとして(次の創造物を作るのに)時間を必要としますか?
ラージャマウリ:ええ、長く必要です。私はいつも、映画と映画の間に普通よりも長い時間をかける必要があります。長いオフを取る必要があるのです。
--その時間に何をしますか?どうやってインスピレーションを得るのでしょうか?
ラージャマウリ:休憩はインスピレーションを得る時間ではありません。ただの休憩です。横たわって、何もせずダラダラ過ごします。本を読んだり、旅行をしたり、ゲームをしたり...。
--その間映画を見たいとは思わないですか?
ラージャマウリ:全く。あ、いや視聴者としては見ます。
--映画を見に行きますか?
ラージャマウリ:行きます。が、仕事としてではありません。
--多くの映画監督が言っていたことですが、私の夫*4のように、映画を見に言ったときいつもその照明がどうだとか、そういうことが気になってしまうと。そういうことはないですか?いち観客として映画を見ることができますか?
ラージャマウリ:映画が良いときは細部は気になりません。ただ映画として見ることができます。ただ映画に惹きつけられないとき、そうですね、そういうことがすべて気になります。
ーー今度は映画の制作過程について教えて下さい。前に言っていたように、『バーフバリ』は「マハーバーラタ」からたくさんのインスピレーションを得ていて、あなたはたくさんのファンタジーや神話に魅力を感じていると。
ラージャマウリ:ええ。
ーーしかし、実際のところはどうなのですか?もちろん、(バーフバリの)ストーリーが監督のお父さまから来ていることは知っていますが、それを頭のなかで膨らませていくとき、書いたり、コンピュータ上に起こすとき、実際にはどのように物語を創造しているのでしょうか?
ラージャマウリ:ほとんど、いやすべての時間は紙に書いています。(頭の中で膨らませているときは)ほとんど歩いている最中です。
ーーそうなのですか?〓*5もそうしていると聞きました。彼は一人で歩きながらブツブツ言ってキャラクターを創造するので、自分がとても正気には見えないと言っていました。あなたもそうするのですか?
ラージャマウリ:ええ。長いことそうします。私は手を振り回したり演じたり、なんでもやるのでするので正気には見えないでしょうね。
--庭を歩きながら?
ラージャマウリ:ほとんどはテラスの上です。
--じゃあ、私がもし庭にいたらあなたがそうしているのが見えるんでしょうか?
ラージャマウリ:(笑いながら)ははは。もしこういう場所があればどこでもやりますよ。場所は関係ないです。それからちょっとしたら、考えを紙に書いてまとめます。それからまた歩いて、まとめて...というのを繰り返します。同じことを長くはやりません。アイディアの数が揃ってきて、なにか流れが見えてきたら、パソコンの前に行って、アイディアをリストアップします。全体の構想を作って、パソコンに入れます。感情の高まるシーンや人々を並べます。
ーー誰がその作業に関わりますか?
ラージャマウリ:家族と自分です。父、妻、自分の子どもたちや、家族の子どもたち*6...皆を挙げます。(誰が関わるかを)前もって決めていません。
ーー正直にいって、彼らはあなたのアイディアを批判したりは...
ラージャマウリ:します。かなり。
ーーどの部分が一番批判されましたか?*7
ラージャマウリ:私の妻は私の仕事にかなり辛辣です。というのは、彼女は「これは成立してない」「これは好きじゃない」というコメントをするのです。とても直截な*8意見を言います。私は聞き入れたり入れなかったりです。
ーーしかし、あなたは「これは最高だ!」*9と言いたくなる瞬間があるのではないですか?
ラージャマウリ:ないですね。
ーーいちども?!
ラージャマウリ:ないです。「これは本当に良い出来だ」と思うものはあっても、「最高だ」というのはないです。
ーー小説などいろんなタイアップがありますが、キャラクターを創造していく上で、どのようにそれに情熱を保ち続けましたか?
ラージャマウリ:その理由をピンポイントにこれだ、と説明することは出来ませんが、こんな素晴らしい物語やキャラクターを作っているのだという気持ちがそうさせたと思います。それにこの映画の栄光を表現するのはすべて自分にかかっているのだという責任感。正しいやり方でこの映画やキャラクターを導かねばならないという...まるでクッション*10みたいにね。(笑い)
ーーある日、(キャラクターが)みんな立ち上がって「一体何をやってるんだ!」と言うと。(笑い)
ラージャマウリ:そう、彼らが思っているようなやり方で表現できていないのでは、という恐れも、めったにないことですが、ときどきは感じました。
ーー最後の質問です。この偉大な叙事詩を見た若い人々に、先人として、(偉大な作品を作るための?)最初のステップをどのように踏み出したらいいか、教えて下さい。
ラージャマウリ:そうですね、いつもはアドバイスをしたりしないようにしているのですが...最近の役者にも言うことですが、おおむね彼らは、何であれやりたいことをやる忍耐力に欠けています。この世界で大事なことは、辛抱強く待って、たくさん仕事をして、正しいチャンスを待つことです。一方、若い人々はマルチタスクを非常によくこなします。おそらくそれが彼らが忍耐強くない理由でもあるのですが、いやわかりません。良く言えば多方面に活躍する能力があり、悪く言えば忍耐力がない。そのバランスを取ることが重要です。チャンスがいつ来るかはわかりませんが、それが来るときを忍耐強く待たねばなりません。
二つ目は、ストーリーテラーとして、自分にとても正直でいないといけないということです。商業映画や芸術映画など、いろんな種類の映画があり、自分の好きなやり方でどれを作ってもよいのですが、他のものごとが自分に影響を与えるままにしてはいけません。何を語るにせよ、自分の作る物語が素晴らしいと感じられるようにしなければならないのです。これが正直な気持ちです。
――素晴らしいアドバイスです。『バーフバリ:王の凱旋』を見るのが待ちきれません。ありがとうございます。
ラージャマウリ:ありがとう。
関連記事
同人誌『神話の創造者たち』を国立国会図書館に納本しました
さて、2018年初に映画『バーフバリ』の沼に飛び込んでから、はや半年どころか8ヶ月が経過しました!(いい笑顔)
その間、勢いあまって共著で同人誌を出したり、監督の舞台挨拶を見に東京へ行ったり、10年に一度の行動力を発揮してきましたが、このたびこの同人誌を国立国会図書館に納本したのでその顛末を記しておきたいと思います。
同人誌を国立国会図書館に納本しよう!
同人誌を国立国会図書館に納本するというのは別段特別なことではありません。
「頒布の目的で相当程度の部数が作成された資料は、すべて納本の対象となります。図書、雑誌・新聞だけでなく、CD、DVD、ビデオ、レコード、楽譜、地図なども対象となります。」
出版社や公的機関で制作されたものだけでなく、自費出版のものであっても「頒布の目的で相当程度の部数が制作された資料」は収集の対象になっているということです。
私は以前同人誌を国立国会図書館に納めたというブログをいくつか読んだことがあり、自分が本を出すことがあったらぜひ納本してみたいものだ...と思っていましたが、まさかバーフバリの本を納本することになるとは予想外でした。
ちなみに納本されている同人誌も色々種類があるもよう。
こちらはかなり詳しく直接納本の方法を詳述しているブログ。東京の国立国会図書館てこんな感じなのだな。
著者本人でなくても納本は受理されるようです。
送付での納本を実際にやってみる
さて、6月17日のイベント*2に合わせて印刷した同人誌はその後、印刷した部数は完売し、委託先の方から自分用に1冊だけ送付されてきました。
データ納入前は(案の定)かなりの嵐だったため、相当な箇所を修正する羽目に。
#私的研究 修正作業中。えらいことになってます…。第1版を買ってくださった皆様には訂正版年表のPDFをダウンロードしていただけるようにしようと思っています!しばらくお待ち下さいね。落ち着いたら続編も考える。今度こそラージャマウリ監督のことを書くんだ…!! pic.twitter.com/LYvJSVC9he
— あさひかわ/Asahikawa (@em2piricahypo) June 23, 2018
その後6月24日に修正版を印刷、boothで通販を開始しましたが、お陰様で好評をいただきこちらも完売。
手元に残ったのは手渡し用の数冊と、このために確保していた2冊。
ついに国会図書館へ納本するときがきたか...。
直接納本は東京本館のみの受付のため、地方民は納本の方法として送付一択。
自費出版物が納本して受理されるかどうかは事前に電話で問い合わせるのが良いようです。
電話での問い合わせ
質問は以下2点です。
・同人誌を納入したいが、公式ホームページに記載のある『相当部数』は何部程度を指すか?
・代償金制度*3を利用したいのですが、具体的な送付での納本の手続きを教えてください。
当時の電話内容はこちらのスレッドにメモしてあるが、
国会図書館納本チャレンジするぞー
— あさひかわ/Asahikawa (@em2piricahypo) July 25, 2018
回答を総合すると、
・自費出版の納入はおおよそだが100部程度が目安。
・長期間の保存に耐えるものを対象としているため、自家コピー本やゲラ刷りではなく印刷所で制作されたようなしっかりした装丁のものなら大丈夫。
・納入出版物代償金を利用する場合は、国立国会図書館の担当掛から送られた送付書に必要事項を記入の上、出版物と一緒に返送する。
・1冊だけ納本すると東京本館に、2冊納本すると東京本館と関西館かこども館*4へ納本される。
・2冊以上納本しても代償金は1冊分*5。
で、1日2日ですぐに送付書が届くので、記入して返送。
実際の書類はこんな感じ。
本には値段を記載していなかったので、boothの販売ページのスクリーンショットを印刷して同封しました。
その後「あんたミスってるで!」というメールをもらったり色々あったのですが、8月下旬になんとか手続き完了。
いつ国立国会図書館の蔵書検索でヒットするようになるか楽しみに待っています。
国立国会図書館 蔵書検索で楽しもう!
掛け値なしに日本で一番本が所蔵されている図書館であなたの好きなキーワードを検索してみよう!
最近はデジタル資料にも力が入っていて楽しみも増えました。
国立国会図書館オンライン | National Diet Library Online
ちなみに2018年8月28日現在では、まだ『神話の創造者たち』はヒットせず。
1冊だけヒットした本、なんか気になるやん?
<2018年9月28日追記>
蔵書検索でヒットするようになりました!配架はまだ東京本館のみ?https://twitter.com/tunacan_nZk/status/1044902740353118210
本当に国立図書館に蔵書されてる…。まさかこんな光栄な機会に恵まれるとは、あさひかわ編集長(@em2piricahypo )とhypnos(@SriSriSriRana_D )さんには感謝しきれないです。ありがとうございました。https://t.co/YZomKD4aK5
— ツナ缶食べたい (@tunacan_nZk) September 26, 2018
<2018年10月10日追記>
無事、東京本館と関西分館の両方に配架されたもようです。
*1:国立国会図書館サイト>よくあるご質問>納本制度 http://www.ndl.go.jp/jp/help/deposit.html 2018/8/27閲覧
*2:プチオンリー「この宣誓を法と心得よ」
https://twitter.com/jaiho_only
*3:納入出版物代償金とは、「頒布を目的として相当部数(Q5、Q6参照)を製作した出版物の発行者に対して、当該出版物の出版及び納入に通常要すべき費用に相当する金額(通常、小売価格の5割と郵送における最低料金に相当する金額)を国の予算からお支払いするもの」。
国立国会図書館公式サイト>資料の収集>納本制度>納本のお願い>Q&A―企業・団体、個人 Q&A―企業・団体、個人|国立国会図書館―National Diet Library 2018/8/27閲覧
*5:実際には1冊分の半額程度が送金される、と聞いていましたが、振り込まれた代償金を確認したところ1冊分が送金されていました。
国際線航空券の領収書を請求する(失敗メモ)
仕事柄、あちこちに移動することがあり、ときたま国際線の飛行機を利用する必要ががあります。そして、零細事業者(というと少し違うのだが割愛)なので旅行代理店を通さず自分で予約をすることが多いです。
必要経費が出してもらえる仕事の場合は、使用した交通費を事前に請求することになりますが、格安航空券サイトを利用すると失敗したり、領収書代わりとなるチケットの半券を紛失したりで面倒なことになるのもしばしば。
これはひとえに忘れっぽくミスが多い自分の性質によるもので自業自得なのだけれど、せっかくなので私の体験談を同じような状況に陥った方に役立ててほしいと思い、書き記しておくことにしました。
これまであったパターンは以下2つ。
①航空券の半券を紛失。事後に航空会社に直接領収書を請求するはめになる。
②だめな格安航空券サイトで予約し、領収書がすんなり出ずに苦労する。
ちなみに大抵の場合、チケットはskyscannerなどの航空券比較サイトで検索→航空会社のサイトで購入するので、eチケットとともに額面の分かる請求書はあるのですが、問題は②。eチケットはおろか請求書も領収書も送ってきやがらないこない。
面倒ですがあちこち問い合わせたり電話したりする羽目になります。格安航空券の一部クソサイトには気をつけよう。
①航空券の半券を紛失。
これは2018年春のパターン(最近だな!)。
利用したのはアシアナ航空で、フライト自体にはなんの不満もなく元気に塔乗したのですが、最後にトイレに寄ったあとチケットが見当たらなくなってしまいました。
青ざめましたが帰国後、半券もしくは塔乗証明書が必要ということでアシアナ航空のヘルプセンターへ電話。アシアナ航空はサイトも日本語対応有、電話も日本語対応スタッフが応対してくれました。
半券を紛失して塔乗証明が必要な場合、必要な手続きは以下の通り。
・eチケットのコピー
・パスポート(IDのページ)のコピー
・塔乗証明が必要な理由を書いた別紙
をFAXで送る。eメールでの塔乗証明書データで良い場合はその旨も記載。
自宅はおろか仕事場にもFAXがないので、セブンイレブンのFAXサービスを利用して送信*1。
土日を挟んだため少しかかりましたが、2〜3営業日程度でメールで無事、塔乗証明書を受け取ることができました。LCCのなかでもアシアナ、好感をもちました。
②だめな格安航空券サイトを利用し、領収書の請求に苦労する。
ツイッターをご覧になっている方にはわかると思いますが、現在進行形です。
https://twitter.com/em2piricahypo/status/1021994555745427456
格安航空券予約サイトから予約したら、なんかカスタマーサポートがクソっぽいサイトで嫌な予感。eチケットは無いみたいだし当日まで若干の不安を抱えながらいくの嫌だな。あとメールに返信がない。怖い。
— あさひかわ/Asahikawa (@em2piricahypo) July 25, 2018
格安航空券予約サイトeDreamsを初めて利用したのですが、expediaよりタチが悪いかもしれません。というか単純に使いづらいです。
使いづらいと思った理由は以下の2点です。
(1)預け荷物が一括で予約できない
(2)領収書の取得がスムーズでない
以下、順番に書いていきます。
(1) 預け荷物が一括で予約できない
何故か帰りの便だけは預け荷物が含まれており、行きは荷物を預けられないことになっています。
そこで上記の「お預け手荷物代金を割引価格でご購入頂けますので、コールセンターまでお問い合わせ下さい」というリンクをクリックすると、
この画面です。ヘルプセンターは右上の小さな表示。
で、電話してみると(イギリスへの国際電話...)、英語アナウンスが流れ、数分待たされます。「現在5分以上はお待ちいただいており〜」と言われてほとんど心折れそうになりますが、なんとかコールセンターの人と会話する段階へ(英語です。他の言語の〜というアナウンスもありましたが日本語があるかどうか確認できませんでした...また機会があれば確認してみます。したくないけど...。)
そこで、「預け荷物を行きのフライトだけに加えたいのですが」というと、「それは航空会社へ直接問い合わせて下さい」と。いやいや割引料金の話は??????航空会社へ直接問い合わせろってことなら最初からヘルプセンターへ電話(国際電話!)させるなよ??????
この時点で「キャンセルできるならしたい」と思いはじめるが、まあキャンセルはできないと明記してありますからね...いかなる理由でもね....。
(2)領収書の取得がスムーズでない
簡単な旅程はメールの予約確認できたものの、領収書のダウンロードリンクなどがサイトから発見できず、ヘルプセンターの「よくある質問」に領収書に関するものがあったのでクリック。
要望とか書く欄がないんだけど...ちゃんと手荷物プラスした額で領収書切ってもらえるのだろうか...。
不安になりつつもとりあえず送信。ネット上で少し検索してみたところ、さらに数日待つ必要があるようで、やや不安ですがこのまま待ちます。
続報ですっきり爽やかに報告できるといいのですが。
2019/11/6 追記:
結果を書くのをすっかり忘れていたのですが、結局こちらのeDreams、領収書を送ってくることは永遠にありませんでした。せめてメールの返信をしてくれ。
2020/1/20 追記:
領収書の請求をしたこと自体をすっかり忘れていたのですが、数日前、ついにeDreamsから領収書がメール送付されてきました。実に2年越しの領収書です。意味ないやろ。日付が2020年1月になってるので、念の為今月この日付で改めて代金請求されたりしてないかを確認しておこうと思います。(完全に信用してない。)
同人誌『神話の創造者たち』についてのお知らせ(随時更新)
同人誌を出しました
人生で初めて本を出しました。
まさか6月の自分が本を出しているとは、今年の初めには思いもよらないことでした。
さて、こちらはだいぶ久しぶりになりました。
ものを書くリハビリをしよう、という目的ではじめたblogと、英語の勉強にもなるし、という軽い気持ちで始めた翻訳記事と、その双方が妙に噛み合って面白いことになりました。
1月にハマって6月17日には本を出して同じ月にはオフ会しているし一体2018年のこのスピード感、なんなんだ。まだ半分しか経ってないなんて信じられないぜ!
4月26日にラージャマウリ監督の来日舞台挨拶のため気がついたら東京にいたんですが、そのときにhypnosさん(hypnos 都内バ絶叫マサラ全部行くバラー派 (@SriSriSriRana_D) | Twitter) とツナ缶食べたいさん(ツナ缶食べたい (@tunacan_nZk) | Twitter )に聞いてみたんです。「本、出しませんか......ッ!!!!」って。そしたらなんとふたりとも快諾。バーフバリポイント10,000,000,000点くらいあります。なんという徳。初対面やからねふたりとも。
そんでもって、DMでやりとりしながら、なんとかかんとかできました!
上記が6月17日に出した合同誌ですが大好評いただいていて(びっくりした)、またしても人生はじめての本の通販(売る方)です。
通販用に最初30冊発注してたら1日ちょっとで40冊くらい注文が来てしまい、結局印刷所には倍以上の発注をかけました。民の皆様の徳がすごいです。
8/19スーパーコミックシティ関西24@大阪インテでも委託分は完売。本当にありがとうございます。
お知らせ(最終更新2018/8/27)
ツイッターだとスレッドがどんどん長くなってしまい読みづらいため、今後はこちらの記事に新規のお知らせを載せていきます。
最新情報が見やすいようにしたいので、古い情報を消していくことになるかと。
【本を新しく買いたいという方へ】
Booth倉庫発送分、イベント委託分、お陰様で完売しました。ありがとうございました。
紙版での再販予定ではありませんが、電子版ではどうだろうか...と著者陣で相談中です。
8/19のSuperComicCity関西24に、Fさん( @hue_f2 )と参加しますー!6号館Dろ60a「レッツ・おはじき!!」全員生存パラレルと擬猫化の、ほのぼの合同誌(コピー本)が出ます!あさひかわさん( @em2piricahypo )の御本も委託させていただきます!よろしくお願いします(*^^*) サンプルはまた後日! pic.twitter.com/CX21ekvgtL
— もにむ@インテ6Dろ60a (@ohits_gohan) July 31, 2018
試し読みもあります。
【6月17日頒布分をお持ちの方へ】
6月24日に発行した分についてかなりの訂正を行っております。
改訂が短期間だったため、『神話の創造者たち』第1版(6/17プチオンリーで頒布分)をお持ちの方が第2版の年表にアクセスできるよう、PDFにてアップロードしています。
第2版についてはこれから頒布開始となるため、しばらくのあいだ、二次頒布は控えて頂ますようお願いいたします。(時期は未定ですがいずれ公開する予定です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。)
以下のURLにアクセスしてPDFをダウンロードして下さい。
PDFにはパスワードがかかっています。
パスワードは138ページ下段左2つのイベント通し番号を並べて入れたものです。
開けない!などお困りの場合や、ご質問は編者(@em2piricahypo)へリプライかDMへお願いします。
日本マヒシュマティ王国年代記関連年表(第2版).pdf - Google ドライブ
(2018/6/25 公開)
修正の多かった第2章1も公開しました!パスワードは同じです。
日本マヒシュマティ王国年代記(第2版).pdf - Google ドライブ
(2018/7/2 公開)
[翻訳]『バーフバリ 王の凱旋』公開前 20170306 On the Sets インタビュー(一部)
今日も元気にジェイ マヒシュマティ!
だいぶ前にやりかけたままになっていた動画の翻訳記事です。
ラージャマウリ監督来日を記念して、冒頭の監督のインタビュー部分を一部日本語訳したものを公開します。
この動画は2017年3月6日公開のもの。
2017年4月の『バーフバリ 王の凱旋』(原題"Baahubali 2:The Conclusion")を控えた時期に公開されたもので、2015年の1作目公開後にファンの間で大きな話題をよんだ「カッタッパはなぜバーフバリを殺したのか?*1」について期待をもたせつつ、製作中の和やかだが緊張感のある様子がよく伝わってくる。
2017年3月6日 『バーフバリ 王の凱旋』:On the Sets
監督&芸術監督&キャストインタビュー
インド映画情報のポータルサイトFilm Companionは待望の映画『バーフバリ 王の凱旋』のセットへ皆さんをお連れします。
S.S.ラージャマウリ監督とバーフバリ役のプラバース、カッタッパ役のサティヤラージがどのように共にこの規模の作品に取り組んだのか、アヌパマ・チャプラがインタビューしました。またアートディレクターのサーブ・シリルが、この弩級の作品で、ラージャマウリ監督のビジョンをどのように形にしたのか、貴重な話を聞かせてくれました。
00:47- ラージャマウリ インタビュー①
――1年以上にわたって追いかけていたラージャマウリ監督と『バーフバリ』のセットに立っていることにとても興奮しています!
ラージャマウリ:そうだね、1年以上になるかな。
――ここでいったい何が起こっているのでしょうか?これはなんですか?ここで何を撮影しているのでしょうか?
ラージャマウリ:ここはあのカッタッパがバーフバリを殺す場所です。
――ここがあのシーンの!!!オーマイガー!!
ラージャマウリ:そうです。本当にここで起こりました。それについての質問は終わりにしてね。他のことについて聞いてもらえますか?
――この話題について他に沢山質問があります!
ラージャマウリ:他の話題でね。
――分かりました。
――OK, では他の質問にうつりましょう。製作クルーは肉体的精神的に非常に疲れていたと思います。というのも1作目は、あなたが言ったようにアイコニックなヒットとなって、いまや2作目の公開をみんな固唾をのんで待っているということですから。
監督がどうみていらっしゃるかはわかりませんが、『バーフバリ 王の凱旋』は2017年公開のものの中で最も待ち望まれている映画です。
ラージャマウリ:そうですね。
――バーフバリの世界の創造者として、また映画のキャプテンとして、どのように仕事をしてきたのでしょうか。自分の信念を信じて集中する?周りで渦巻くうるさい、余計な声は聞かないということでしょうか?
ラージャマウリ:私たちのプロダクションの中がうるさいですからね。中がとてもうるさいので、とても...
――とても外の声は聞けないと。
ラージャマウリ:外からの声は聞こえません。それにあらゆるところで本当にやることがたくさんあります。SFXについてや、俳優への説明やなど、全員が毎日仕事に追われています。
全く時間がなくて、座って他の人が私の作品について良いとか悪いとかいうのを考える暇がありません。なので外からの期待やノイズの影響はそんなにありません。
――これだけ期待が高まる中で、(映画の)設計者として、何かを考え直したり、作り変えたりしたことはありますか?
ラージャマウリ:実際には、本質的なところは同じです。元の脚本が切り取っているものは同じです。1作目がこうしてヒットしたので、私たちは脚本をチェックしていくつかのシーンを引き締めたり、アクションを少し綿密なものにしました。こうしたことは全て外身のことですが、脚本やそれぞれのシーンや内容はもとのものと同じです。
03:33- プラバース インタビュー①
――手に血がついているけど、何をしていたんですか?
プラバース:あー、どれだけ喋っていいかわからないんですが、誰かを救うところです。(笑)
――誰かを!(笑) 全部は喋れないのね!(笑)
プラバース:まあそんな感じで...ラージャマウリに喋っていいか聞かないと。
――オーケーオーケー、それについては聞かないことにしましょう。この映画製作が始まって5年が経っているけど、役者がこんなに長い期間ひとつの映画に関わることはほとんどありません。737本のフィルム200日の撮影のあと―5年もの間、『バーフバリ』に情熱を注ぎ続けたのでしょうか?
プラバース:ええ、一番大事なことはラージャマウリがいることだと思います。私は彼とほぼ10年付き合いがあって、そして彼はとても大物の監督です。これが一つめ。
二つめは、この映画がインド最大級のプロジェクトであることです。
けれど、2年間の撮影が終わってから、6ヶ月間があったのですが、少し休みをとって、すぐにちょっとした映画を撮って、また2作目に戻ってくるというようなことは起きませんでした。そうしないほうがいいと思ったのです。
しかし一番大事で面白いことは、ラージャマウリが彼の仕事に情熱を持ってやっていると言ったことなんです。
――それがあなたにも情熱をもたせ続けた?
プラバース:ええ。彼がいなければこの映画は不可能です。毎月、10日ごとにラージャマウリはビジュアルイメージや映画や脚本を見せて、私たちを奮い立たせてくれました。彼は映画を良いものにしようとしていていました。多くの点においてこの4年間やってこれたのは彼のおかげです。
<<プラバースのインタビュー部分については、こちらの記事で翻訳を公開しています。>>
05:45- サティヤラージ インタビュー①
――1作目の『バーフバリ 伝説誕生』が公開されてから、みんながあなたにカッタッパがバーフバリを殺した理由を訊ねたに違いないと思うのですが。
サティヤラージ:世界中のどこでも、いつも同じ質問をされましたよ。
――なんて答えたんですか?
サティヤラージ:正直に言うと「そうです、その(あなたの予想の)通り!」と言いました。一番シンプルな答えは、「私には言えないよ!」です。
――数年間も秘密を守り抜くのは大変そうですが、どうしていましたか?秘密は一つも漏れていません。誰も知らないのです。家族には言いましたか?
サティヤラージ:いやいやいや。
――誰にも?
サティヤラージ:家族は誰も私に訊ねてきませんでしたよ。私はこの業界で40年近くも仕事をしていて、そのことを家族は知っていますから。だから誰も聞いてきませんでしたし、私も言いませんでした。秘密です。
――同じ質問をされ続けるのはイライラしませんか?
サティヤラージ:いえいえ、普通に楽しいものですよ。腹がたったことはありません。
<<書き起こしは6:48の分までです>>
それぞれのインタビューを見たい人へ
今回の動画では4人まとめて17分程度に編集されていますが、Film Companionが個々の動画もアップロードしてくれています。ありがたい!ここには監督とプラバースのリンクを載せておきます。
監督のものは近日中に翻訳記事を公開したいですね。