本と映画とあさひかわ

書評・映画評Blogにしようと目論んでいましたが、うっかり『バーフバリ』からインド映画にハマリ、その後NetflixとAmazon Prime含め映画をたくさん見るようになりました。ありがとうバーフバリ。

[翻訳]『バーフバリ 王の凱旋』公開前 20170306 On the Sets インタビュー(一部)

今日も元気にジェイ マヒシュマティ!

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https://www.youtube.com/watch?v=K4xhNiuSPko&t=497s より

 

だいぶ前にやりかけたままになっていた動画の翻訳記事です。

ラージャマウリ監督来日を記念して、冒頭の監督のインタビュー部分を一部日本語訳したものを公開します。

 

youtu.be

 

 この動画は2017年3月6日公開のもの。

 2017年4月の『バーフバリ 王の凱旋』(原題"Baahubali 2:The Conclusion")を控えた時期に公開されたもので、2015年の1作目公開後にファンの間で大きな話題をよんだ「カッタッパはなぜバーフバリを殺したのか?*1について期待をもたせつつ、製作中の和やかだが緊張感のある様子がよく伝わってくる。

 

2017年3月6日 『バーフバリ 王の凱旋』:On the Sets 
監督&芸術監督&キャストインタビュー 

 インド映画情報のポータルサイトFilm Companionは待望の映画『バーフバリ 王の凱旋』のセットへ皆さんをお連れします。
 S.S.ラージャマウリ監督とバーフバリ役のプラバース、カッタッパ役のサティヤラージがどのように共にこの規模の作品に取り組んだのか、アヌパマ・チャプラがインタビューしました。またアートディレクターのサーブ・シリルが、この弩級の作品で、ラージャマウリ監督のビジョンをどのように形にしたのか、貴重な話を聞かせてくれました。

 

00:47- ラージャマウリ インタビュー①

――1年以上にわたって追いかけていたラージャマウリ監督と『バーフバリ』のセットに立っていることにとても興奮しています!
ラージャマウリ:そうだね、1年以上になるかな。
――ここでいったい何が起こっているのでしょうか?これはなんですか?ここで何を撮影しているのでしょうか?
ラージャマウリ:ここはあのカッタッパがバーフバリを殺す場所です。
――ここがあのシーンの!!!オーマイガー!!
 

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 ラージャマウリ:そうです。本当にここで起こりました。それについての質問は終わりにしてね。他のことについて聞いてもらえますか?
――この話題について他に沢山質問があります!
ラージャマウリ:他の話題でね。
――分かりました。

――OK, では他の質問にうつりましょう。製作クルーは肉体的精神的に非常に疲れていたと思います。というのも1作目は、あなたが言ったようにアイコニックなヒットとなって、いまや2作目の公開をみんな固唾をのんで待っているということですから。
 監督がどうみていらっしゃるかはわかりませんが、『バーフバリ 王の凱旋』は2017年公開のものの中で最も待ち望まれている映画です。
ラージャマウリ:そうですね。
――バーフバリの世界の創造者として、また映画のキャプテンとして、どのように仕事をしてきたのでしょうか。自分の信念を信じて集中する?周りで渦巻くうるさい、余計な声は聞かないということでしょうか?

ラージャマウリ:私たちのプロダクションの中がうるさいですからね。中がとてもうるさいので、とても...
――とても外の声は聞けないと。
ラージャマウリ:外からの声は聞こえません。それにあらゆるところで本当にやることがたくさんあります。SFXについてや、俳優への説明やなど、全員が毎日仕事に追われています。
 全く時間がなくて、座って他の人が私の作品について良いとか悪いとかいうのを考える暇がありません。なので外からの期待やノイズの影響はそんなにありません。

――これだけ期待が高まる中で、(映画の)設計者として、何かを考え直したり、作り変えたりしたことはありますか?
ラージャマウリ:実際には、本質的なところは同じです。元の脚本が切り取っているものは同じです。1作目がこうしてヒットしたので、私たちは脚本をチェックしていくつかのシーンを引き締めたり、アクションを少し綿密なものにしました。こうしたことは全て外身のことですが、脚本やそれぞれのシーンや内容はもとのものと同じです。

 

03:33- プラバース インタビュー①

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Prabhas

――手に血がついているけど、何をしていたんですか?
プラバース:あー、どれだけ喋っていいかわからないんですが、誰かを救うところです。(笑)
――誰かを!(笑) 全部は喋れないのね!(笑)
プラバース:まあそんな感じで...ラージャマウリに喋っていいか聞かないと。
――オーケーオーケー、それについては聞かないことにしましょう。この映画製作が始まって5年が経っているけど、役者がこんなに長い期間ひとつの映画に関わることはほとんどありません。737本のフィルム200日の撮影のあと―5年もの間、『バーフバリ』に情熱を注ぎ続けたのでしょうか?
プラバース:ええ、一番大事なことはラージャマウリがいることだと思います。私は彼とほぼ10年付き合いがあって、そして彼はとても大物の監督です。これが一つめ。
 二つめは、この映画がインド最大級のプロジェクトであることです。
 けれど、2年間の撮影が終わってから、6ヶ月間があったのですが、少し休みをとって、すぐにちょっとした映画を撮って、また2作目に戻ってくるというようなことは起きませんでした。そうしないほうがいいと思ったのです。
 しかし一番大事で面白いことは、ラージャマウリが彼の仕事に情熱を持ってやっていると言ったことなんです。
――それがあなたにも情熱をもたせ続けた?
プラバース:ええ。彼がいなければこの映画は不可能です。毎月、10日ごとにラージャマウリはビジュアルイメージや映画や脚本を見せて、私たちを奮い立たせてくれました。彼は映画を良いものにしようとしていていました。多くの点においてこの4年間やってこれたのは彼のおかげです。

 <<プラバースのインタビュー部分については、こちらの記事で翻訳を公開しています。>>

05:45- サティヤラージ インタビュー①

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――1作目の『バーフバリ 伝説誕生』が公開されてから、みんながあなたにカッタッパがバーフバリを殺した理由を訊ねたに違いないと思うのですが。
サティヤラージ:世界中のどこでも、いつも同じ質問をされましたよ。
――なんて答えたんですか?
サティヤラージ:正直に言うと「そうです、その(あなたの予想の)通り!」と言いました。一番シンプルな答えは、「私には言えないよ!」です。
――数年間も秘密を守り抜くのは大変そうですが、どうしていましたか?秘密は一つも漏れていません。誰も知らないのです。家族には言いましたか?
サティヤラージ:いやいやいや。
――誰にも?
サティヤラージ:家族は誰も私に訊ねてきませんでしたよ。私はこの業界で40年近くも仕事をしていて、そのことを家族は知っていますから。だから誰も聞いてきませんでしたし、私も言いませんでした。秘密です。
――同じ質問をされ続けるのはイライラしませんか?
サティヤラージ:いえいえ、普通に楽しいものですよ。腹がたったことはありません。

 

<<書き起こしは6:48の分までです>>

 

それぞれのインタビューを見たい人へ

 今回の動画では4人まとめて17分程度に編集されていますが、Film Companionが個々の動画もアップロードしてくれています。ありがたい!ここには監督とプラバースのリンクを載せておきます。

 監督のものは近日中に翻訳記事を公開したいですね。

www.youtube.com

 

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*1:Why Kattapa Killed Baahubali? #WKKB  のタグでツイッターを賑わせた