本と映画とあさひかわ

書評・映画評Blogにしようと目論んでいましたが、うっかり『バーフバリ』からインド映画にハマリ気味。はまるとしつこい。

紙書籍を電子化してみた(2) 裁断業者の使い所と自力PDF化

前回の記事紙書籍を電子化してみた(1)からものすごい間隔があいてしまいましたが、ついに完結編です。

2年の間に引っ越しを2回ほどしたため、そのたびにかなりの書籍を電子化したのですが、数えてみたら結局1000冊以上は自炊したようなので(途中で面倒になり数えるのをやめた)、まあそれなりに自分なりの自炊スタイルみたいなものが出来ました。

数年したらまたいい機械など出たりして事情が変わるかもしれませんが、2019年時点での到達点を書き残しておこうと思います。

 

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Photo by Pexels at Pixabay

予算と時間の兼ね合いによる結論: 可能な限り裁断業者を使う。

予算と使える時間の兼ね合いですが、最終的に裁断後にも手元に原本を残しておきたいか、どれくらいの解像度でスキャンしておきたいのか、人それぞれだと思います。私の譲れないポイントは以下でした。

 

  • 合計予算10万以下。
  • 1ヶ月程度で最低500冊をスキャンまで完了する。
  • 200冊程度は最高解像度でスキャン
  • なおかつ再度手に入るかわからないものは手元に残す。

 

前回の記事で完璧な自力裁断を諦めた話を書いたのですが、裁断業者は検索したらゴマンとあります。業者によりますが大抵は本を詰めて→裁断して→送り返してもらう、の少なくとも片道は送料がかかりますので住んでいるところに近い業者を選びましょう。同じ府県内ならなおよし。

関西在住だったので大阪のカットブックプロという業者を使いました。メールの対応もきちんとしていて、振り込みさえすぐにすればかなり予定通りに裁断して返送してくれれるので最初にお試しで初回限定パックを使って以降リピートして利用していました(現在はサイトで初回限定パックが見当たらないようです)。

慣れれば文庫本などはひとつ1分半程度で裁断完了できるので、大型本、自力での解体が難しいものを中心にプロ裁断してもらっていました。

 

実際に使った解体道具

教えてもらって驚いたんですが、カッターが違うと全然切れ味が違います!

オルファリミテッドは本当にいいぞ。本当におすすめ!

 オルファリミテッドNL 大型ねじ式

 

オルファ(OLFA) カッター替刃 特専黒刃(大)

カッターで本を1〜2cmの厚さの束に分割したあと、背表紙側の糊が完全になくなるように幅に余裕をもって側面を切り落とします。
カッターマットは必ず使いましょう。机がズタズタになるよ!


知人はこの手順が面倒ということでかなりの分厚さの本まで背表紙ごとぶった切れる裁断機を使っていました。予算に余裕があるのであれば、こちらがおすすめ。裁断部分のスピードが冗談じゃなく10倍程度になります

 

プラス 裁断機 自炊 A4 コンパクト PK-213 26-366

 

ちなみに私は以下のようなスライドカッターでちまちま切っていましたが、あとで振り返ると2〜3万出してかなり強い裁断機を買ったほうが全体として安上がりだったはずです。

 もし下のような形の裁断機を使うのであれば、可能な限り裁断枚数の多いものをおすすめします。効率の良し悪しは精神衛生に直結します。

プラス 裁断機 ペーパーカッター ハンブンコ A4 20枚裁断 PK-813 26-477

 

 

スキャナはScan Snap

 裁断業者には自分で解体出来ないものだけを詰めておくり、戻ってきたものを次から次へとスキャナに投入します。

富士通 PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1500 (両面読取/ADF/4.3インチタッチパネル/Wi-Fi対応)

 

私は一世代前のこちらをつかっていたのですが、最高解像度でもほとんどストレスなく使える速度でスキャンしてくれました。
どちらもドライバをインストールしたパソコンに接続した状態で使う必要があります。

自力裁断した書籍は時折糊がページについており、それがスキャンしたときに筋になってしまうので、時々スキャンデータを確認してきちんとスキャンされているか確認したほうが良いです。

 

まとめ

予算に余裕のある順に以下の方法がオススメ。

(1)業者にスキャン&データ化を丸投げ

(2)強い裁断機と強いスキャナを初期投資で買い、大型本などだけを業者に委託

(3)強いカッターと普通の裁断機を買い、スキャナは予算内で購入

時間の概算は順に10倍ほど違うと思います。

 

 

 

 

 

最近読んだ英文記事 : 2019年11月(No. 1-10)

渡米して数ヶ月、いまいち英語力の伸びを感じていませんが、本業以外で地味に続けていることとして英文記事を読み続ける、があります。
疲れているととにかく会話のテンポについていけなくなる症状が顕著なのですが、短めの文章を読むくらいなら何かの待ち時間や家に帰ってから自分のペースでできるのでわりと性に合ってます。


長過ぎたり記事の英文レベルが高すぎたりすると続けられないので、同じ記事で語彙力のレベルがワンクリックで変えられるNewselaや、もともと知識があって背景知識でなんとか読めるJapan Times、興味のある地方紙California Magazineなどからpick upしていくことが多いかな。長すぎると読むのが辛いけど、Vouge UKIndiaのインタビュー記事は短めで読みやすいのでよく出てきそう。

自分の気分を盛り上げるためにごく簡単な内容の要約や感想をメモしながら記事をナンバリングしていきます。
今年中に50記事を目指そう。

 

 

 

1. Even Without a Home, We Always Had a Family Meal


https://parenting.nytimes.com/feeding/misha-collins-supernatural-family-meal?module=article-group&topic=Feeding&rank=1&position=1

 New York Timesの「子育て」カテゴリ記事を読むのが結構好きなのですが、こちらは食育に関する記事。 ヒットドラマ『Super Natural』出演のMisha Collonsが自身の育った家族のご飯に関する思い出を生き生きと書いています。記事はちょっとだけ長め。

 

2. This Tom Hanks Story Will Help You Feel Less Bad

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New York Times: "This Tom Hanks Story Will Help You Feel Less Bad"

https://www.nytimes.com/2019/11/13/movies/tom-hanks-mister-rogers.html?searchResultPosition=1

 結構長い英文記事ですがタイトルの通りトム・ハンクスの人柄が伝わってくるインタビュー記事。

 

3. Food for the soul: Utsunomiya builds a brand around gyōza

https://features.japantimes.co.jp/gyoza/

 宇都宮餃子の立役者とも言えそうな栄久食品の創業者夫婦の写真が最高にかっこいい。記事は結構長い。ていうかタイトルが良くないか。写真もすごく美味しそうでよい。

 

4.  Roxane Gay and Debbie Millman Are Engaged


https://www.advocate.com/women/2019/11/14/roxane-gay-and-debbie-millman-are-engaged

 『バッド・フェミニスト』などの著作で知られるロクサーヌ・ゲイが婚約を発表!
芸能記事なのでとても短いですが"a force on Twitter"という言い回しは知らなかった。

www.quora.com

 

5. Relearning the star stories of indigenous peoples

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Photo by: Christie Taylor/Science Friday

https://newsela.com/read/indigenous-star-stories/id/2000001558/

 11月はアメリカのNative American National Heritage Monthということで、関連記事も他にもあったのですが、ひとまずNewselaで読んだこちらの記事を。
 カナダの先住民の星にまつわる神話。記事は少し長め。

 

6. Research shows that students need at least 20 minutes to eat lunch

https://newsela.com/read/kids-hungry-lunch/id/56554/

 食育に熱心なカリフォルニア州バークレーの公立学校が、授業時間を圧迫しているということで昼食休憩を切り詰めていたため、子どもたちは実質15分以下しかご飯を食べる時間がなかったという話。トランプ政権になってから貧困層への栄養補助プログラム(Supplemental Nutrition Assistance Program)の予算も削減されているため、特に学校での給食に一日の摂取栄養量の数十パーセントを依存している子どもたちもいるとのこと。

 

7. Gun Culture Is My Culture. And I Fear for What It Has Become.

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New York Times: Gun Culuture is My Culuture.

 https://www.nytimes.com/2018/04/02/magazine/gun-culture-is-my-culture-and-i-fear-for-what-it-has-become.html

 銃による無差別殺傷事件があとを絶たないアメリカで、しかし銃販売団体のロビイングのみならず銃の所持を支持する人も確実に一定層居る、というのはアメリカに来てようやく実感できたことかもしれない。銃の購入に関する規制を強化することには賛成でも、根本的に銃を持つのは根源的な権利だ、と感じている人は話してみると意外にいる。(そう、カリフォルニアでも。)記事はかなり長め。

 

8. Guns and the Soul of America

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New York Times: Guns and the Soul of America

https://www.nytimes.com/2017/10/06/opinion/guns-soul-of-america.html?searchResultPosition=3

 銃規制反対派のことが知りたくてそういう記事を続けて読んでいる。著者のDavid Brooksはリベラル論客の多いNew York Timesでは比較的保守寄り?この記事自体は2017年9月のもの。記事は短め。

最近Amazon Primeに入ったドキュメンタリーで「Under the Gun」もアメリカのマス・シューティングを扱っている。

www.youtube.com

  

9. Deepika Padukone's oversized jacket is a big mood

https://www.gqindia.com/look-good/content/deepika-padukone-oversized-jacket-is-a-big-mood?utm_source=Daily&utm_medium=email&utm_campaign=GQINDIA-Daily&utm_content=2019-11-15

 GQ Indiaよりファッション記事。ファッション全然疎いのでよくわからないですがオーバーサイズって2016くらいから流行ってるんですか?確かに長い気がする。あとSneakerって書かれると確かにインドってイギリス英語なんだなと思います。ファッション記事の"That’s the only trick you need to know while pulling off oversized anything. Balance."みたいなリズムのよい文章好きなので結構良く読みます。長さはとても短め。

 

10. How Human Population came from our ability to cooperat

 

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Photo by Henning Westerkamp / Pixabay

https://www.sciencedaily.com/releases/2019/11/191106144926.htm 

 多産傾向、食べ物の分配、分業、子育ての協業といった点で、いかなる戦略の違いが人類と類人猿を分けたのか。筆者Karen L. Kramerはメキシコ・ユカタン半島でのマヤ文明における農業とベネズエラの狩猟採集民Savanna Puméの調査から、世代を超えた子育てと食べ物の相互互恵的関係によって人類が爆発的に人口を増加させることに成功したと論じている。
 2019年10月にJournal of Anthropological Research誌上で発表された論文" How There Got to Be So Many of Us: The Evolutionary Story of Population Growth and a Life History of Cooperation"をもとにした記事。記事は短め。

 

 

 1-10はわりと無作為に読んだ順に並べただけですが、テーマで揃えたりしたほうが読みやすいかもしれません。(多分面倒でやらないけど。) 今回はアメリカの時事関連多めでした。

 

7. 悪魔と天使のラブコメディ全部のせ(ネタバレ無ver.)ー『Good Omens』Amazon Prime Original

7Amazon Prime オリジナルの『グッドオーメンズ(原題:Good Omens』、見ました。
そして案の定ハマっています。


www.youtube.com

ストーリーとしては、地球創生の時からの腐れ縁である天使アジラフェルと悪魔クロウリーが、地球の終わりを阻止するため頑張る話...というものですが、とにかく画面もストーリーも作り込みがすごい。

世界の終わり(アルマゲドン)と終末戦争を楽しみにワックワクの天国・地獄両サイドの上司(と話のつうじない同僚たち)を尻目に、長年住み慣れて愛着の湧いた人間世界を終焉から救うため天使と悪魔が手を取り合う(秘密裏に)。

うおおおー王道ラブストーリーだーーー!!

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基本的にはイギリスを舞台に話が展開するのですが、天使と悪魔の二人が住む活気あるロンドンと、後半話の展開する地方の美しい風景、イギリスの風景的な魅力も詰まった作品です。

とにかくセリフと画面の情報量が多いので、何度も見ても面白いのですが、最初は吹き替え版で見てストーリーが頭に入ってから字幕版を見つつ主演のマイケル・シーンとデイビッド・テナントの演技を堪能するのがオススメです!



とってもオススメのリンク集

 

togetter.com

アメリカ英語とイギリス英語、聖書知識や英語の表現など盛りだくさんに紹介されていて読み応えがあります。人間界の言い回しを知らなくて知ったかぶりしちゃう天使かわいい。

www.youtube.com

殴りたくなる上司こと大天使ガブリエルを演じたジョン・ハムと、スタイリッシュ悪魔クロウリーを演じたデイビッド・テナントが自分の名前でgoogle検索された疑問に一問一答してくれる最高の企画。このシリーズ、いろんな作品の役者さんが2〜3人組で出演されていて、掛け合いのなかで素顔がのぞくので大好きです。クロウリーでデイビッド・テナント氏初見の私には綺麗なテナントさん過ぎて目が潰れそうでした。

www.youtube.comこちらではジョン・ハム氏(アメリカ・セントルイス出身)とマイケル・シーンさん(英国・ウェールズ出身)がそれぞれの出身地の言葉を教えてくれる。イギリスの地方訛り、なれないとほーーーんとうに全く聞き取れません。最後に出てくる世界一?長い地名を言うシーンさんが最高にかわいい可愛いなので絶対に最後まで見てください!



www.youtube.comスーパー生命体3人でのインタビュー。テナントさんが披露するデイビッド・テナント豆知識、必見です。国民的俳優だねえ。

Shakespeare’s Sonnets

Shakespeare’s Sonnets

  • Touch Press Inc
  • Entertainment
  • $9.99

apps.apple.com第3話に登場するあの世界的詩人・劇作家の誌を錚々たる役者陣が朗読してくれる激ヤバアプリです。テナントさんも参加。(心なしか読んでいる作品数が多いです)



写りのよいパスポート写真を使うためにコンビニプリントを駆使した

今月は仕事で中国に行っており、返す刀で来月また海外に行く(こちらは私用)なのに、パスポートの更新に行ってきた。

初めてのパスポート更新なので、必要書類をチェックして行った。

最初にパスポートを作ったときには激混みのパスポートセンター横の写真館で1500円も払って運転免許よりも極悪な人相の写真を撮られて後悔したので、今回は絶対に的確な写真を自分で用意していくぞ!と決意していた。
今回は写りのバッチリな写真を持参し、無事申請が受理されたので、そのやり方を書いておく。

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事前準備:証明写真機で写りの良い写真を撮影する

町中や駅に設置されている証明写真撮影マシーンで写りのよい写真を撮影する。自宅の白い壁などを背景に撮った場合でもなにかが写り込んでいるとパスポート写真の規定「無背景のもの」に抵触し、受理されない可能性がある。青バックの写真をよい照明でとれる証明写真機が無難だろう。

今回は普段使う駅構内にあった富士通のKireiを使用。
設置場所はこちらから検索できる。

可能であれば顔映りのいい色の服を着る。
メガネの人(私もだ)は、メガネのレンズが白く光っていないかをチェック。光っているとパスポート写真としては受理されない。

撮影が終わったら、忘れずにデータ送信の手続きをしておく。
大抵の公式書類は6ヶ月以内の写真添付とされているので、データを持っておけば、以下のコンビニプリントで印刷するなどして履歴書などにも使えるし、データで履歴書を送る場合にも使えて一石二鳥だ。

いざ、コンビニで写真プリント

証明写真用のサイズを写真用紙の図版に並べた画像を作れるアプリなどもあるが、正直コンビニの写真プリント機能についているのでわざわざそういったアプリを使う必要はない。

ローソンのマルチコピー機で写真プリントをするためのアプリ、PrintSmash。

www.sharp.co.jp

 

セブンイレブンで写真プリントをするためのアプリ、かんたんネットプリント

www.printing.ne.jp

 

コンビニ写真プリント利用時の注意点

普通の証明写真と比べると、パスポート写真はかなり顔が大きく写っているサイズに印刷しなければならない。一度印刷して確認できればいいが、写真プリントは1回200円程度かかるので、設定画面で注意しよう。

具体的には、①頭頂部から写真の上端までが2〜4mmとかなり狭めであること、②頭のてっぺんから顎までで28〜36mmであること、に注意する。

ちなみに、①に関連して、頭髪は含まない、と規定にあるのだが、これはおそらくお団子ヘアのような上に突き出た髪型を除外するためのルールなので、普通に髪をおろしていたりする場合は頭頂部までを考えればよいはずだ。②は写真サイズ自体がタテ45mmであることを考えればかなり大きく顔が写った写真になることがわかる。

設定が完了したら印刷。

本来は2枚写真があればよいのだが、窓口で2枚ほど切り取りに失敗されたこともあるので(今回の私)、写真サイズプリントの上限(L版に4枚)に設定して印刷するとよい。

 

みなさまも素敵な写真でパスポート更新を!

Without haste,but without rest. - 英語学習の遠くて(辛くて)楽しい道のり②

前回のblog記事がすでに111日前という恐ろしさ。Time flies.  

 

azkhml.hatenablog.com

 

相変わらずIELTSを受験しています。

受験開始から1年経ち、スコアは6.0→6.5になりましたが、相変わらずwritingが足を引っ張り目標(7.0)に達していません。この時期にIELTSで悩んでいる場合ではないのですが...しかし、規定のスコアに達していなければしょうがないので続けるしかありません。

そろそろ背水の陣の感があります。

 

最近の学習については少し変化があったので主にspeakingとwritingの学習法を書いておこうと思います。

 

最近のWriting 対策

前回の記事に書いたものの中ではgrammarlyIELTS blogのwriting添削サービスを継続して活用中。IELTS blogの例題は概ね終わってしまったので、現在は①公式例題集を解く、②他のIELTS対策サイトの例題を解く、また回答例を筆写したりしています。 

 

①公式問題集

Cambridge IELTS 13 Academic Student's Book with Answers: Authentic Examination Papers (IELTS Practice Tests)

 

②-1.  IELTS-Exam.net

www.ielts-exam.net

 例題と回答例が多くて助かる。

②-2. IELTS Liz

ieltsliz.com

例題と回答例は少ないがBand9(最高レベル)の回答例があり、ある程度長文で構造を持った文章を筆写するのに適している。

 

最近のSpeaking対策

 

①Best teacher

www.best-teacher-inc.com

 

これまで通っていた英会話教室が、仕事先等や生活時間帯が変わって通いにくくなったこともあり、オンラインでできる英会話を探していた。

DMM英会話など大手がいくつかあるが、単に会話練習だけでなくIELTS対策コースがあることやscriptを添削してくれることなどからBest Teacherに入会してみた。

最低2日に1回ペースで受講することにしているが、scriptを事前にやりとりして添削してもらう必要があるので、他のオンライン英会話に比べると思いついたときにすぐ予約が入れられないのは人よってはマイナスかも。

私は移動時間にscriptの返信→だいたい22:30からskype英会話受講、というペースを守ることでまあまあ順調に進められている。

講師は中欧や東欧、フィリピンの先生が多い印象だが、たまにアフリカ、アメリカのバックグラウンドをもつ人もいる。概ね発音は綺麗で熟練の講師が多いと思う。writingの添削も同時にしてもらえるシステムなので、仕事や勉強をするために英語を勉強している人にはなかなかいいのではないだろうか。

 

 

②テーマ別スピーチの練習

web上にいくらでもspeakingのpart 2 の例題があるので、それについて時間を計って回答し、録音。書き起こしをしつつ言い間違いや文法の間違いをチェックします。

これがめちゃくちゃ間違えるもんなので結構心にくるんですが、やるしかありません

ieltsliz.com

 

ieltsonlinetests.com

 

www.ielts-blog.com

何度も紹介しているIELTS blogは、メール登録しておくと、頻繁に最近のspeaking testで出た内容が送られてくるので忙しいときはそちらを練習→録音→チェックするだけで済ますことも。


2019/11/6追記: 
IELTSを受験しなくなってからもかなり長いことメールで送られてくる内容には軽く目を通していたのですが、3〜4ヶ月ごとに聞かれるテーマのセットが変わるようですね。道理で、1ヶ月に1回くらい受けていたときにはたまに同じテーマの話題を振られました。そういう意味でも受ける直前のspeaking test の話題をチェックしておくのはかなり有効そう。

 

 

Everyone was a beginner once. ―英語学習の遠くて(辛くて)楽しい道のり

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Photo by Jess Watters from Pixabay


ブログ記事を書くのがもはや久しぶりな感じがしますが、少々忙しい時期なのでしょうがないかな。

今回は表題のとおり、自分の英語学習について少しメモ的に書いておこうと思います。

同じレベルの人の参考になるよう、現在の各種スコアも晒します。

 

英語学習の目標と最初の地点

もともと英語に苦手意識があり、大学受験でも数学とともにさいごまで引きずった英語。大学に入ってからもいろいろ手を出したものの、苦い思い出が頭をよぎったのか意識的にか、英語の再学習や継続的な学習には手を出さずじまいで10年近く経過してしまいました。

そんな私が今さら英語を勉強しているのは仕事で必要になったから、そしてその辛みで英語圏の大学留学が視野に入ってきたから、という一点につきるのですが、現在の中期目標としてはこんな感じです。

 

英語圏の大学院に留学するため、TOEFL 90もしくはIELTS 7.0をクリアする

②留学後の生活に対応出来るよう必要なライティング能力を身につける

 

とくに①については出願との兼ね合いで期限がはっきり決まっているもののため、正直いまは毎日胃が痛いです。TOEFLおよびIELTSの区別すらついていなかった昨年12月から現在までのスコアは以下のとおり。

 

2017年12月 IELTS Overall 6.0

→ 2018年5月 Overall 6.0

→2018年10月 Overall 6.5*1

微動だにしてねえ〜!!!辛い!!!!

[2018年12月29日追記]10月の試験結果が出て、ようやく少し上がりましたが、依然7.0には足りません。比較的ましなはずのReadingもときたま6.0に落下したりして予断を許しません。

 

 

この結果に焦り、またIELTSとTOEFLはどちらでも受理される大学が多いこと、人によってIELTSとTOEFLの向き不向きがあることを知りTOEFLを受けた結果が以下のとおりです。

 

2018年8月 TOEFL iBT 70

全然足りてなくてやばい〜!!!!

 

ということで10月に再度IELTSとTOEFLを受験しました(お金が...)。あと数日で結果が出るはずなのですが、ここで全然足りてなかったら出願先を考え直さないといけないレベルです。色々追い詰められているのでtwitterで英語のことばかりぼやいていてもお許しを。

 

英語学習ツールメモ(10/24追記)

Grammarly

文法、単語のスペルなどのチェックソフト。デバイスに入れると設定によりメール、ツイッター、なんでも英文のチェックをしてくれる。精度はまあまあ良いらしい。

イギリス英語、アメリカ英語、インド英語、オーストラリア英語に対応。

プレミアム(有料)じゃなくてもかなり使えるのでオススメです。

www.grammarly.com

 

IELTS blog 

有名サイトだが、writingの弱点補修に。最初の解説を読んで、型どおりに練習問題を解いてみる→現在の自分のちょっと上のスコアの模範解答を読む、という手順で一日一題練習中。そろそろwritingのスコアが改善されないと大変まずい。

www.ielts-blog.com

Best teacher

[2019年1月7日追記]

引っ越しに伴い、今まで通っていた英会話がかなり遠くなり継続困難に。ちょっとの空き時間に通えなくなったので代替としてオンライン英会話をいくつか検討。writing&speaking がまとめて対策でき、IELTS対策コースがあるBest teacherに無料登録してみました。

他のオンライン英会話でも、自分でレッスン前後の予習復習*2ができる意志の強い人には必要ない機能かも。(その分高いし。)

www.best-teacher-inc.com上記リンクは公式なのに非常に簡素であちこちに無料体験レッスンに誘導する仕組みで、見た目は悪徳っぽいのが玉に瑕...。これは警戒してしまわない?
無料体験に登録するとレッスンの流れのチュートリアルが見られたり、他の人の添削例が見られたりするのだが、こちらを先に見られる(見つけやすいようにコンテンツとして置いておく)と胡散臭さが減るのに...と思わなくはない。

 

なお、Best teacher 提供のこちらのブログは英語勉強法がまとまっていて読みやすい。

writing対策しながら移動時間に読み進めている。

www.fourskills.jp[追記ここまで]

Vocabulary.com 

単語をクイズ形式で学習するサイト(無料)。アプリ(有料)もある。

2年くらい前に登録してからあんまり使ってなかったが、最近「ネイティブの中学生が知っておくべき100単語(100 Words Every Middle Schooler Should Know)」とかのリストがとても便利だと気づいて活用中。ネイティブの単語力、ほんとにすごいです。

クイズ形式なので連続10問正解したりするとバッジがもらえたりして小さな達成感があります。

www.vocabulary.com

 

Webster Dictionary

アメリカ英語の英英辞典といえばこれではなかろうか。リンクはweb版だが、アプリ版はオックスフォード英英辞典のアプリより使い勝手がよくお気に入り。隙間時間に英語クイズをしてはあまりの点数に涙している。

www.merriam-webster.com

 

ELSA speaking

最近教えてもらった発音嬌声アプリ。最初のテストでかなり細かく自分の弱点と現在位置を測定してくれるのでこれだけでも受ける価値あり。最初の7日間無料なので7日間集中で使ってみるのもいいのではないでしょうか。

最初のテストで私はレベル10でした。LとR、TH、語中のa、oなどが苦手... 。

www.elsaspeak.com

 

TOEFL Reading practice 

www.bestmytest.com

TOEFLのテストでwritingの次にスコアが低かったReading問題の練習に。

こちらも毎日1題。語彙力がTOEFLに合ってなかったというのが反省点でもあったので、単語集も勉強ルーティンに追加。

 

 使用参考書

TOEFL  Reading 対策ほか

TOEFLテスト 英単語3800

セクション1〜2は簡単過ぎるので3〜4をひたすらエンドレスで聞いて(付属CD有、購入者はwebダウンロードもできる)ます。確かにTOEFLでよく見る主題と言うのはあるので、よく言われることですがTOEFLを受けるならTOEFL用の単語集を使うのがよさそうです。megafauna(大型生物)とか知らないよ!って思ってたけど2回テスト受けて2回とも本文中に出現。

 

 

・はじめてのTOEFL iBTテスト総合対策

パソコンの使用画面から懇切丁寧に解説されており、TOEFLガチの素人には助かりました。傾向と対策は大事です。

 

IELTS 

・IELTS 完全対策&トリプル模試

模試が3回分ついてるのが良い。使い終わってからネットの例題集に移行しました。

IELTSで当初課題になっていたリスニングも、よく出る数字や方向の聞き取り問題と例題を聴き込んだらやや本番での聞き取りが楽になったような気が。(これがスコアに反映されてればいうことなしです。最新のスコアよたのむ...!!)

個人的には分厚い参考書は全然嫌いじゃないのですが、あまりに分厚くて持ち運びに不便なので模試とそれぞれのパートにカッターで切り分けました。1日に4パートやることなんてないのでこれで問題なし。

 

 

 

*1:2018年12月29日追記

*2:レッスン前に話したいトピックをまとめておく、レッスン後に自分の話した内容の書き起こしをして文法チェックなど

[翻訳]We're quite enjoying all that stuffs. ― 2017/3/22 SSラージャマウリ監督インタビュー

インド時間ではまだ2018年10月10日!

ということでラージャマウリ監督のインタビューをざっくり日本語訳したものを公開します。なんとか間に合った...!!!

が、誤訳上等の突貫工事なので後日ちょこちょこ直していく予定です...。

 

ともかく、

Happy Birthday SS Rajamaouli garu!!

お誕生日おめでとうございます、ラージャマウリ監督!

 

youtu.be元の動画は2017年3月22日公開。

3月7日公開のインタビュー動画と同日に撮影されたものだと思われます。いずれにせよ、インドでの『バーフバリ:王の凱旋』の公開直前です。

 

動画については一部、以前翻訳を公開したものと重複しています。

また、プラバースさんのインタビュー部分は記事の最後にリンクがあります。

 

2017年3月6日 『バーフバリ 王の凱旋』:On the Sets 
SS ラージャマウリ監督インタビュー

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――1年以上にわたって追いかけていたラージャマウリ監督と『バーフバリ』のセットに立っていることにとても興奮しています!
ラージャマウリ:そうだね、1年以上になるかな。
――ここでいったい何が起こっているのでしょうか?これはなんですか?ここで何を撮影しているのでしょうか?
ラージャマウリ:ここはあのカッタッパがバーフバリを殺す場所です。
――ここがあのシーンの!!!オーマイガー!!
 

ラージャマウリ:そうです。本当にここで起こりました。それについての質問は終わりにしてね。他のことについて聞いてもらえますか?
――この話題について他に沢山質問があります!
ラージャマウリ:他の話題でね。
――分かりました。

 

――OK, では他の質問にうつりましょう。製作クルーは肉体的精神的に非常に疲れていたと思います。というのも1作目は、あなたが言ったようにアイコニックなヒットとなって、いまや2作目の公開をみんな固唾をのんで待っているということですから。
 監督がどうみていらっしゃるかはわかりませんが、『バーフバリ 王の凱旋』は2017年公開のものの中で最も待ち望まれている映画です。
ラージャマウリ:そうですね。
――バーフバリの世界の創造者として、また映画のキャプテンとして、どのように仕事をしてきたのでしょうか。自分の信念を信じて集中する?周りで渦巻くうるさい、余計な声は聞かないということでしょうか?

ラージャマウリ:私たちのプロダクションの中がうるさいですからね。中がとてもうるさいので、とても...
――とても外の声は聞けないと。
ラージャマウリ:外からの声は聞こえません。それにあらゆるところで本当にやることがたくさんあります。SFXや、俳優への説明やなど、全員が毎日仕事に追われています。全く時間がなくて、善きにつけ悪しきにつけ、他の人が私の作品について良いとか悪いとかいうのを考える暇がありません。なので、何にせよ外からの期待やノイズの影響はそんなにありません。

――これだけ期待が高まる中で、(映画の)設計者として、何かを考え直したり、作り変えたりしたことはありますか?
ラージャマウリ:実際には、本質的なところは同じです。元の脚本が切り取っているものは同じです。1作目がこうしてヒットしたので、私たちは脚本をチェックしていくつかのシーンを引き締めたり、アクションを少し綿密なものにしました。こうしたことは全て外身のことですが、脚本やそれぞれのシーンや内容はもとのものと同じです。

――2作目は1作目よりも大作になるとおっしゃっていましたが、それはキャラクターの感情により焦点を当てたものになるのでしょうか?

ラージャマウリ:ええ。

--そのことについてもう少し伺っても?

ラージャマウリ:シンプルなことです。1作目のストーリーは、キャラクターを紹介するもので、まだそんなにプロットの奥へは進んでいません。ほら、シヴァガミは力のある国母で、バーフバリが〓*1であり、バラーラデーヴァは強いということは(1作目で)示されています。キャラクターはみんな出来上がっていて、語られるべきことがそれぞれにあるのです。(1作目と2作目の)違いは、始まりと途中*2の違いのようなものです。

--なるほど。それで、監督はいつも自分のことを、「素晴らしいストーリーテラーだが、映画製作者としては素晴らしいわけではない」とおっしゃっていますね。どうしてそう思うのですか?

ラージャマウリ:シンプルに答えるなら、私は物語を作り、語るときには自信をもっていられるのですが、映画を撮影し始めると途端にそんなに自信を持てなくなるからです。撮影しているときは、いつもこれでいいのだろうかという思いが頭をよぎります。

--どのようなことについてでしょうか。例えば、あなたはここで撮影をします。カッタッパがバーフバリを殺すシーンを。そのときに何を疑うのですか?

ラージャマウリ:すべての、それぞれのシーンで、撮りながら「もっと短くすべきだろうか?それとも長く?」「俳優の演技をもっと強くしてもらうべきか?もっと悲しげに?」と考えたり、編集の段になっても自分のしていることに自信が持てないのです。行きつ戻りつして考えます。編集しているときに確信をもてることはありません。

 しかし、物語っているときは、これが正しいやり方だと確信を持って言えます。聞いている人の心を掴むかどうかはっきりわかります。

--ショーブプロデューサーが言っていましたが、撮影開始からではなく、この映画が形をとり動き始めたときから、5年が経っています。今、振り返ってこの5年間の旅は、いかがでしたか。

ラージャマウリ:そうですね...5年間というのはとても長い期間です。

--5年間、あなたは1つのことに取り組んできました。

ラージャマウリ:ええ。

--情熱を持ち続けた。

ラージャマウリ:ええ、しかし実際、これは1つの仕事に見えますが、たくさんの細かなことがあったのです。そして我々はそのすべてを本当に楽しみました。1つのことに縛り付けられていたという感じはまったくありませんでした。

ーータイアップなどもありますね。

ラージャマウリ:ええ、小説(やアニメ)*3なども手掛けようとしています。しかし、視点を変えてみると、5年間を捧げたことについて、もちろんネガティブな気持ちになり得るでしょうが...わかりません、実際、この気持をどのように説明していいのかがわからないのです。言葉が見つかりません。とても尋常じゃないことでした。

--良い意味で普通じゃなかったですか?それとも悪い意味で?

ラージャマウリ:どちらでもないです。

--ただ、違っていたと。

ラージャマウリ:そう。ただ、普通じゃなかったとしか言えません。

--(撮影中)セットの中ではどうでしたか?叫んだりしましたか?とても物静かに見えますが。

ラージャマウリ:たくさん叫びましたよ。後でわかったことですが、私がよく叫んでいるときは、私が(撮影しながら)自分や、自分のしていることに確信をもてないときなのです。そういうときは、些細なことに苛立ってしまいます。現場の人が静かにしないとか、ちょっとしたことを理解してくれないとかね。そういう小さなことを看過できればすべてのことがうまくいきます。セットでは一人の人間です。

--監督は今回、大作映画を作りました。小さな作品を撮りたいと思うことはありますか?例えば今年の残りの時間で?

ラージャマウリ:いいえ、大作を撮りたいという気持ちではなかったです。映画が大作になるか小品になるかどうかというのは、その映画の性質で決まることです。だからそれぞれの主題がそれぞれの価値を持っているし、作り方も違います。その映画のテーマに沿って、どれくらいの時間をかけるか、どのキャストやスタッフと作るか、大体の予算はどれくらいかが決まってくるのです。主題ありきです。もちろん、長い間、こうした大作を撮りたいという気持ちはありましたし、それが出来てとても嬉しいです。だから、小品を撮ることはできますし、それについて物語ることに興奮できる主題があれば、映画を撮りたいと思っています。

--4月28日に『バーフバリ:王の凱旋』が公開されますが、その後の予定はありますか?

ラージャマウリ:今は、それについて考えてないですね。ひたすら映画を完成させることを考えています。

--映画を完成させることに集中していると。

ラージャマウリ:ええ、ポストプロダクションの作業中ですから。完成の日付がとても近づいてきているので...

--不安になっていますか?

ラージャマウリ:ええ。こんな大作を公開直前ですから。ほら、私は幽霊や超常的なものを信じていないのですが、暗闇に行くときは恐ろしい気持ちになるものでしょう。論理と感情は別物なのです。だから、大作を撮っていて、理論上は全てがうまくいっていたとしても、気持ちの上では不安になるものです。だからちょっと不安になっていますね。

--4月29日(公開後)は休日ですが、予定はなにかありますか?

ラージャマウリ:4月29日は公開された諸国からの報告が上がってくるので、それを読んでいるでしょう。全部の国で上手くいくといいのですが。1週間はプロモーションやあれやこれやで過ぎるでしょうし、その後(休暇で)どこかへ飛び立つでしょう。どこへ行くのか知りませんが、多分長い休暇になるでしょうね。

ーー作物が育つのには時間がかかるものですが、監督は、クリエイターとして(次の創造物を作るのに)時間を必要としますか?

ラージャマウリ:ええ、長く必要です。私はいつも、映画と映画の間に普通よりも長い時間をかける必要があります。長いオフを取る必要があるのです。

--その時間に何をしますか?どうやってインスピレーションを得るのでしょうか?

ラージャマウリ:休憩はインスピレーションを得る時間ではありません。ただの休憩です。横たわって、何もせずダラダラ過ごします。本を読んだり、旅行をしたり、ゲームをしたり...。

--その間映画を見たいとは思わないですか?

ラージャマウリ:全く。あ、いや視聴者としては見ます。

--映画を見に行きますか?

ラージャマウリ:行きます。が、仕事としてではありません。

--多くの映画監督が言っていたことですが、私の夫*4のように、映画を見に言ったときいつもその照明がどうだとか、そういうことが気になってしまうと。そういうことはないですか?いち観客として映画を見ることができますか?

ラージャマウリ:映画が良いときは細部は気になりません。ただ映画として見ることができます。ただ映画に惹きつけられないとき、そうですね、そういうことがすべて気になります。

ーー今度は映画の制作過程について教えて下さい。前に言っていたように、『バーフバリ』は「マハーバーラタ」からたくさんのインスピレーションを得ていて、あなたはたくさんのファンタジーや神話に魅力を感じていると。

ラージャマウリ:ええ。

ーーしかし、実際のところはどうなのですか?もちろん、(バーフバリの)ストーリーが監督のお父さまから来ていることは知っていますが、それを頭のなかで膨らませていくとき、書いたり、コンピュータ上に起こすとき、実際にはどのように物語を創造しているのでしょうか?

ラージャマウリ:ほとんど、いやすべての時間は紙に書いています。(頭の中で膨らませているときは)ほとんど歩いている最中です。

ーーそうなのですか?〓*5もそうしていると聞きました。彼は一人で歩きながらブツブツ言ってキャラクターを創造するので、自分がとても正気には見えないと言っていました。あなたもそうするのですか?

ラージャマウリ:ええ。長いことそうします。私は手を振り回したり演じたり、なんでもやるのでするので正気には見えないでしょうね。

--庭を歩きながら?

ラージャマウリ:ほとんどはテラスの上です。

--じゃあ、私がもし庭にいたらあなたがそうしているのが見えるんでしょうか?

ラージャマウリ:(笑いながら)ははは。もしこういう場所があればどこでもやりますよ。場所は関係ないです。それからちょっとしたら、考えを紙に書いてまとめます。それからまた歩いて、まとめて...というのを繰り返します。同じことを長くはやりません。アイディアの数が揃ってきて、なにか流れが見えてきたら、パソコンの前に行って、アイディアをリストアップします。全体の構想を作って、パソコンに入れます。感情の高まるシーンや人々を並べます。

ーー誰がその作業に関わりますか?

ラージャマウリ:家族と自分です。父、妻、自分の子どもたちや、家族の子どもたち*6...皆を挙げます。(誰が関わるかを)前もって決めていません。

ーー正直にいって、彼らはあなたのアイディアを批判したりは...

ラージャマウリ:します。かなり。

ーーどの部分が一番批判されましたか?*7

ラージャマウリ:私の妻は私の仕事にかなり辛辣です。というのは、彼女は「これは成立してない」「これは好きじゃない」というコメントをするのです。とても直截な*8意見を言います。私は聞き入れたり入れなかったりです。

ーーしかし、あなたは「これは最高だ!」*9と言いたくなる瞬間があるのではないですか?

ラージャマウリ:ないですね。

ーーいちども?!

ラージャマウリ:ないです。「これは本当に良い出来だ」と思うものはあっても、「最高だ」というのはないです。

ーー小説などいろんなタイアップがありますが、キャラクターを創造していく上で、どのようにそれに情熱を保ち続けましたか?

ラージャマウリ:その理由をピンポイントにこれだ、と説明することは出来ませんが、こんな素晴らしい物語やキャラクターを作っているのだという気持ちがそうさせたと思います。それにこの映画の栄光を表現するのはすべて自分にかかっているのだという責任感。正しいやり方でこの映画やキャラクターを導かねばならないという...まるでクッション*10みたいにね。(笑い)

ーーある日、(キャラクターが)みんな立ち上がって「一体何をやってるんだ!」と言うと。(笑い)

ラージャマウリ:そう、彼らが思っているようなやり方で表現できていないのでは、という恐れも、めったにないことですが、ときどきは感じました。

ーー最後の質問です。この偉大な叙事詩を見た若い人々に、先人として、(偉大な作品を作るための?)最初のステップをどのように踏み出したらいいか、教えて下さい。

 ラージャマウリ:そうですね、いつもはアドバイスをしたりしないようにしているのですが...最近の役者にも言うことですが、おおむね彼らは、何であれやりたいことをやる忍耐力に欠けています。この世界で大事なことは、辛抱強く待って、たくさん仕事をして、正しいチャンスを待つことです。一方、若い人々はマルチタスクを非常によくこなします。おそらくそれが彼らが忍耐強くない理由でもあるのですが、いやわかりません。良く言えば多方面に活躍する能力があり、悪く言えば忍耐力がない。そのバランスを取ることが重要です。チャンスがいつ来るかはわかりませんが、それが来るときを忍耐強く待たねばなりません。

 二つ目は、ストーリーテラーとして、自分にとても正直でいないといけないということです。商業映画や芸術映画など、いろんな種類の映画があり、自分の好きなやり方でどれを作ってもよいのですが、他のものごとが自分に影響を与えるままにしてはいけません。何を語るにせよ、自分の作る物語が素晴らしいと感じられるようにしなければならないのです。これが正直な気持ちです。

――素晴らしいアドバイスです。『バーフバリ:王の凱旋』を見るのが待ちきれません。ありがとうございます。

ラージャマウリ:ありがとう。

 

 

 

 

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*1:right and up??聞き取れず

*2:誤訳の可能性有、後日訂正予定

*3:ダイナミックシリーズは小説のことを指す?後日補足予定

*4:インタビュアーのAnupama Chopuraの夫はボリウッドの映画監督Vidhu Vunod Chopra

*5:人名、聞き取れず

*6:元発言は"Kids in my family."で兄弟の子どもたちのことも含むと考えられる

*7:誤訳の可能性あり、後日訂正予定

*8:uprightly?誤訳の可能性あり

*9:鍵括弧内の内容は文脈からの推測。聞き取れず

*10:cushion?