本と映画とあさひかわ

書評・映画評Blogにしようと目論んでいましたが、うっかり『バーフバリ』からインド映画にハマリ、その後NetflixとAmazon Prime含め映画をたくさん見るようになりました。ありがとうバーフバリ。

書評

8. 仕事と人生、色々あっていいんじゃない? ー『老人ホームに恋してる。』

NetGalleyに登録したっきりレビューを(このブログでは)全くしていなかったので、同サービスを利用したブックレビューはこれが1冊目ということに! 高校卒業後介護施設に勤め始めた筆者。優しいタッチのエッセイ漫画と、生真面目な文体の随筆が交互に折り重な…

6. 猫と僧と詩人と美人 ― 映画『空海』

映画『空海 ―KU-KAI―』を見た。 こちらは中国公式*1の予告編(2017.11.20公開版)。日本公開版と比べると、皇帝とその周辺に起きる不可解な死―祟りの謎解きに焦点がより当たっている感じ。 www.youtube.com www.youtube.com こちらは日本版(音声は中国語)の予…

5. 語り直される神話―『古代ギリシャのリアル』

久しぶりに書評を更新する。とはいえ、最近流行りの*1バーフバリの話もちらちらと顔をだす。もうしょうがない。すみません。 さて、今回はギリシャ神話の話からはじめたい。 藤村シシンさんという方をご存知だろうか。 人生の岐路では選択肢を見ずに常に「ギ…

3. ハズレ無しの狂気の生物学本たち―『バッタを倒しにアフリカへ』ほか

年末年始はすっかりこたつむりになって過ごしてしまった。 まだ年末年始休みが終わったことに納得がいっていない。後遺症で1月は色々と映画館で映画を見たいと思っている。 さて、年始に読んで面白かったおすすめ書評やブックツリーを並べておく。これで次に…

2. 年越しSFマラソン1冊目。『スキャナーに生きがいはない』

SFが好きだ。 SFとの最初の出会いは新三部作進行中で話題のスター・ウォーズシリーズだが、その後文字を読めるようになってからは小説も好んで読む。 小学校時代から高校生までファンタジーばかり読んでいたものの、ここ数年はハードSFを含むSFの方に興味が…

1. 2017年年の瀬の一冊。『21世紀の民俗学』

最近、民俗学の本をよく読む。 自然の流れでなんとなく似たような本ばかり読んでいるようだが、書き出してみるとそうでもないのかもしれず、自分の読書傾向の把握と、読んだ端から忘れてしまう脳みその外部メモリとして、これからBlogに本を読んだ記録を書き…