本と映画とあさひかわ

書評・映画評Blogにしようと目論んでいましたが、うっかり『バーフバリ』からインド映画にハマリ、その後NetflixとAmazon Prime含め映画をたくさん見るようになりました。ありがとうバーフバリ。

4. 王国の民よ映画館に集え―『バーフバリ 王の凱旋』

 年末からちらほらといい映画を見ていて、感想を書きたいなーとこねくりまわしているうちに2月である。

 『勝手にふるえてろ』『STAR WARS Ep.8:最後のジェダイ』などなかなか当たりだ!と思える映画が多くて、特に『勝手にふるえてろ』なんかはこれ今年の上位に食い込むなーいいもん見たなーとほくほくしていたのだが、ここにきて全てがなぎたおされてしまった。

 そう。

バーフバリである。

 ちなみに住んでいるところではたった1館しか上映してなかった上既に公開終了しており、見た後となってはなんでもっとはやくに通わなかったのかと100回後悔しているが既に遅い。

 

バーフバリは映画館で見て欲しい

baahubali-movie.com

 日本公式はイケイケコマーシャルスタイルだが、オリジナルver.であるテルグ語は結構スタイリッシュでかっこいい。

www.youtube.com

 日本語版トレーラーはこちら。アゲアゲバーフバリである。

www.youtube.com

 ちなみにこれは前作『バーフバリ 伝説誕生』の続編なのだが、まじで、「まだ前作を見てないから...」とか思わなくていいから、今すぐ映画館のシートを予約して欲しい。

 直前にいい席は残っていない、たとえ平日の夜だとしてもだ。(土曜の2時間前にのこのこ映画館のサイトで予約したらほぼ埋まっていて2列目でみるしかなかった)

 内容はまるっとwikipediaでも読めるし公式サイトでも過不足無く説明されているしなんならテルグ語ver.やヒンディ語ver.ならyoutubeにノーカット版がフルサイズでアップロードされているし至れりつくせりなのだが、いいから映画館に行って欲しい。

 これは映画館で見るべき映画だし、家で見るとしても壁に投影するなどしてできるだけ大きな画面で見てほしいのである。

 Blue-lay・DVDはインターナショナル版(インドで公開されたのはノーカットのオリジナル版で、日本公開のものはミュージカルシーンやいくつかが削られており30分ほど短くなっている)が2/21発売だが、その前に映画館に行くべきだ

 

 他の方の感想では有名どころだが逆噴射総一郎氏のパッションを浴びてから観劇するのもいいと思う。

この映画が始まると、圧倒的な色彩とアクションと動きがあり、すごい音楽が鳴って、太鼓が鼓膜と下腹を震わせる。そして偉大なる王バーフバリが巨大な台車を引いて扉を破って出現し、暴れる象に粉をかけておとなしくさせる。これがふつうの腰抜けCG映画だったら、暴れる象にカレーをかける動きを見たお前は「なんか派手で過剰であえて面白いね」とか知ったようなことを言ったことだろう。だが、この真の男のための映画バーフバリは違う。お前はもはやこの時点でそういう知ったようなコメントができる状態ではなくなり、痙攣し始める。失禁する奴もいるだろう。はっきり言って、バーフバリについては言葉であらすじを聞いても何がすごいのかおまえは全くわからないはずだ。言葉で聞くのと実物を見るのとは大違いだ。お前がいま鼻をほじりながらスマッホしている部屋のドアを開けて、とつぜん筋肉モリモリのコナンが出現した時のことを想像してみるがいい。この映画には、そのくらいのインパクトと筋肉の説得力があるのだ。

【日報】おまえはバーフバリで現代の神話を目撃する(逆噴射聡一郎)

 

 正直なところ、私は『バーフバリ2』の盛り上がりをツイッター上で感じ、なんとなくみたいなと思っていたところでamazonが『バーフバリ 伝説誕生』のレンタルを開始したのでなんとなく見、

 

サホーレ バーフバリ・・・!!!

ジェイ マヒシュマティ・・・!!!!!!!!

 

以外の語彙力を喪失したのでその週末の空き時間をバーフバリのためにぶち込んだ。移動時間と合わせて5時間強である。その価値はあった。

 前作にもまして面白かった。

劇場は超満員で、一人で行ったので周りは全員知らない人だったにも関わらず、ちょっとチョケた感想を言い合っているカップルと一言も発せず微動だにしないひとり客の間で私は慟哭した。

シヴァガミ様・・・・・・!!!!と。

 

事前にサントラを聴き込んでインド映画を10倍楽しくする

  今回ははじめて劇場でインド映画を見るので予習というか、心構えのためにこのBlogをよみ、サウンドトラックをiTunesで買った。

camelletgo.blogspot.jp

 よくある失敗だが、私がiTunesで落としたバーフバリ2のサントラはマラヤラム語のバージョンで、日本で公開中のテルグ語バージョン(日本語吹き替えでも歌部分はテルグ語)とは異なる。テルグ語バージョンとは歌手が違ったりするが全体の構成は変わりなく、それ自体も非常に美しいアルバムで満足している。が、やはり映画館で聞いたあの歌を口ずさみたい・・・となるとテルグ語バージョンを聞くのが良いと思う。

gaana.com ちなみにテルグ語バージョンはiTunesでは買えず(なんでだよ!)、インド映画音楽を配信しているアプリgaanaをダウンロードするのがオススメ。(ダウンロードしなくてもWEBサイトからもストリーミングはできる。)

 テルグ語は読めないが音をアルファベットにうつしてあれば日本語民も口ずさめる!

www.lyricsol.com

 以下はサントラを落としてから鑑賞後までの私のツイート。無事がっつりハマり、うっかりwikipediaのプラバースの日本語ページを作成するなどした。

 

 

 

 

 

  ツイートはこの後も順調に増え続けている。もはや自分が怖い。いったいバーフバリはいつ私の生活から立ち退いてくれるのか。

その他

 以下のBlogも面白い。かなりの長文だがこれだけ読めば基本はわかるのでありがたい。

www.bahadurshah.com